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東日本大震災に係る気仙中学校へのご支援に対する御礼について③

 お陰様で1月13日より3学期を開始し,進学・進級に向けてまとめの学期がスタートしました。生徒全員が心を一つにし,今年度のゴールである卒業式に向けて歩みを進めているところです。震災より1年を経過しようとしておりますが,お陰様で生徒全員が心を一つにし,今年度のゴールである卒業式に向けて歩みを進めているところです。
 2月にはカウンセラーの先生方のご指導を得ながら心のケアの一環としての表現活動(作文)に取り組みました。「1年を振り返って」という題で生徒に書かせたところですが,当日の様子や自分が感じたこと,思いやりや人とのつながりの大切さ,支援に対する感謝などが自分の言葉で素直に綴られておりました。どの生徒も真剣に震災と向き合うことができたように思います。これも一重に皆様からの厚いご支援があってこそのものと深く心に留めております。
 今回の震災に関わって,本校の状況に心を痛めた千葉先生が「生徒に元気を」との思いで気中生のための合唱曲づくりに奔走してくださいました。1学期,中学生の合唱曲として有名な「時の旅人」の作詞家深田じゅんこ先生(岩手県在住)に作詩をお願いしたところ,さっそく陸前高田市に来て気仙中校舎をはじめ本市の状況を見ていただきました。そして,気中生のための合唱曲の作詩を快諾してくださいました。詩が出来上がってから東京芸術大学大学院を卒業し,現在子供ミュージカルや中高生のための合唱曲を中心として作曲なさっている大田桜子先生が曲を付けてくださいました。先日,千葉先生が東京へ行き大田先生と直接お会いして,この曲に込めた思いや表現の仕方などを教わってきています。そして,なんと3月13日(火)この大田先生が本校にいらして直接合唱をしてくださることになりました。貴重な出会いとご指導の機会を大切にしていきたいと思います。この曲を歌うのは本校が最初となります。全国の皆さんへ自分たちの思いを伝え,さらには今年度大変な状況の中を力強く最高学年として気中を引っ張っていってくれた3年生に感謝の気持ちを伝えるためにも,「感動の卒業式」にしていきたいと思います。
 皆様方からいただきました温かいお志しを忘れずに,今後も生徒の心に寄り添いながら職員が一致団結して生徒の様々な活動を後押ししてまいりたいと考えております。
 末筆になりますが,皆様のご健勝とご活躍を祈念し,ご支援に対する御礼とさせていただきます。誠にありがとうございました。