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東日本大震災に係る気仙中学校へのご支援に対する御礼について④

 お陰様で今年度のゴールである卒業式を無事に終えることができました。卒業生は厳しい環境の中ではありましたが学校生活を終え,巣立っていきました。
 思い起こせば,校舎が全壊し,山間の閉校した校舎でのスタートから早1年が経過しようとしています。何もないところからのスタートでしたが,全国,世界の皆様からのたくさんのご支援で学校運営を進めることができました。
 皆様方からいただきました温かいお志しを忘れずに,今後も生徒の心に寄り添いながら職員が一致団結して生徒の様々な活動を後押ししてまいりたいと考えております。
 末筆になりますが,皆様のご健勝とご活躍を祈念し,ご支援に対する御礼とさせていただきます。誠にありがとうございました。

追伸,河北新報記事より抜粋~陸前高田・気仙中卒業式 震災テーマの合唱曲披露~
岩手県陸前高田市気仙中(生徒94人)の卒業式が15日,同校の仮校舎となっている旧矢作中で行われ,東日本大震災を題材に制作された合唱曲が初めて披露された。同校は津波で校舎が被災,生徒の約8割は自宅を失った。音楽を担当する千葉賀子講師(65)が「震災に負けず,力強く生きてほしい」と曲作りを発案。生徒たちは復興への思いを込めて歌った。
 合唱曲は「空~ぼくらの第二章~」。千葉さんが知り合いの作詞家と作曲家に制作を依頼した。
 「歩き出すぼくらの背中を空が見つめている/希望はぼくらの中に生きる/どんな時も歩き続けよう」「ぼくらは生きる/ここで/このふるさとで」作詞の深田じゅんこさんは昨年6月に同市を見て回り,構想を練った。「古里を思う気持ちを忘れることなく,力強く『第二章』の道を歩んでほしい」との願いを込めたという。
 曲は12月下旬に完成,全校生徒が1月中旬から練習を始めた。卒業式では,先生や保護者が見守る中,力強く歌い上げた。卒業生の一人は「自分に重ねながら歌った。震災でつらいことあったが,前を向いて歩いていきたい」と話した。
 同校は合唱曲を今後,入学式や文化祭などで歌い継いでいく。千葉さんは「全国の人たちにも歌ってもらい,震災を受けた私たちの思いを知ってほしい」と願っている。