震災遺構として保存される事になった旧気仙中学校校舎に横断幕と懸垂幕が設置されました。これは子供たちに夢と希望を育んで来た処の校舎が廃墟となって教訓として遺されるのに対して，少しでも明るい未来志向のある風景をとの生徒会等からの提案で取り組みが始まり，市教委や地元のライオンズクラブ様からの支援もあって実現したものです。
　懸垂幕の「ぼくらは生きる　ここでこのふるさとで」は深田じゅんこ先生作詞・大田桜子先生作曲による合唱曲「空～僕らの第２章～」から引用しての生徒応募，横断幕の「絆 未来へつなごう夢と希望」はオリジナルの生徒応募によるものです。
　2015年12月に公開した頃から各種マスコミの取材等や道行く人たちのＳＮＳ等でも数多く取り上げられております。形あるものは破壊されようとも，温故知新，今を生きる私等にとって遠い縁からの先人が辿った道や生き様から学びつつ，老若男女問わず自らを鼓舞し今後の指針たる生き甲斐・誇りを見出し，それを以て生きていく者等でありたいと当事者であり地元民である私等は願うのです。（文化部担当・記）