学校行事
学習発表会2 5年生「令和昔話」

劇「令和今昔」はおなじみの昔話4話の舞台に、令和っぽいドライでクールな人物が登場しました。
その気もない桃太郎を、勝手に鬼退治に送り出してしまうおじいさんとおばあさん。
おむすびを落としてしまったおじいさんに出会ったのに、「ぼーっとしているからだ。」とたしなめて、そそくさと電車で帰ってしまう現代っ子。
育ての親のおじいさんとおばあさんにスマホをねだり、電波の届かない月には帰りたくないというかぐや姫。
いじめられた亀をお金で買い取る浦島太郎と値段に不服で竜宮城に連れて行ってくれない亀。
観客席は大笑い。ドライでクールなのは演技か?日常か?
途中、おむすびがころりんしすぎ、ステージから観客席へ、それでも何事もなかったように演技を続けた5年生でした。
学習発表会1 1年生「開会の言葉」「ますくじぞう」

例年は、たくさんのご家族・ご来賓・地域の皆様の前で発表ですが、今年は、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、ご参観を制限。暗幕も開け換気をしながらの発表会と致しました。子どもたちの発表も、クリアマスクをつけての演技です。
トップバッターは1年生。
1か月前の運動会でも、開会の言葉を述べた7名ですが、学習発表会では、ますます堂々とした態度でオープニングを飾りました。
1年生の演目は劇「ますくじぞう」。現代版「かさじぞう」のこの劇は、時勢を反映し優しいおじいさんとおばあさんがお地蔵さんにマスクを供えます。お礼に得意技(イコール一年生の得意技)を披露してくれるお地蔵さんたち。観客席からも拍手喝采です。
元気な1年生たちは、手を合わせてじっとしていなければならないお地蔵さんの演技に大苦戦。ついつい目や手が動いてしまいます。それを我慢できるのも成長の一つ。当日は最も動かないお地蔵さんを披露することができました。
ふりふり、ピカピカ
第2回「語り継ぐ会」は前PTA会長さん

毎年4回実施していますので、子どもたちの震災についての学びも、県の資料や市の資料などを通じて、だいぶ積まれてきたように思います。
しかし、意外に触れてこなかったのが、竹駒町の震災当時の様子。震災時の竹駒町はいったいどうなってしまったのでしょう。そうした事を語って頂ける講師として、前PTA会長さんに講話をお願いしました。
会長さんは、震災直後の竹駒町の様子を写真に収められており、そうした貴重な資料を提示しながら当時の被害の様子を語って下さいました。今はしっかりと復興し見慣れている景色が、大変な有様だった様子を見て、子どもたちも身に迫る思いでお話を聞かせて頂きました。
野球が大好きな会長さんは、新設されこけら落としを目前にしながら、使用されることなく被災した旧市営野球場の写真も見せて下さり、多くの方の希望が震災で失われたことも教えて下さいました。
最後に会長さんは「津波が来たときは、竹駒町にはおらず、留守の間に家は津波で流されてしまった。それでも家族は皆無事だった。竹駒に帰って家族に会えたときは、本当に安心した。」とおっしゃり、日頃から災害に遭ったときの家族の集合場所を決めておくことがいかに大切かを訴えられました。
皆さんは家族と集合場所の約束をしていらっしゃるでしょうか。もし約束されていなかったら、当ブログをご覧頂いた本日、ご家族と話し合ってみてはいががでしょうか。
前会長さん、大切なことを教えて下さり、誠にありがとうございました。