『教育長室の窓』
陸前高田市教育委員会ブログ

2019年7月の記事

7/17(水) 高田東女子バレー県準優勝! 名古屋交流

こんばんは。

県大会の結果をアップすると書いておきながら、
こんなに日にちが経ってしまいました。

既に新聞で結果はご覧になったこととは思いますが、
高田一中の各部も高田東中学校も
「惜敗」が多く、
あと一歩という結果でありました。

そんな中、
高田東中学校女子バレー部の
準優勝は見事であり、
東北大会を決めたのであります。

ただ、
彼女たちが狙ってたのは県優勝。
きっと、複雑な心境ではないか…と、
そんなことを思っています。

県大会出場の選手諸君、
これまで本当にお疲れ様でした。
よく頑張りましたね。

また、先生方や父母の皆さんも
大変、お疲れ様でした。
いろいろな思いがあるにせよ、
まずは、選手諸君を慰労してあげて下さいね。


(つぶやき)
◆本日夕方から、
夏・冬に行われる名古屋交流の事前説明会があり、
市内の中2の生徒たちと時間を共にしました。
どの子も本当に素敵な子ばかりであり、
きっと、よき交流ができるような
そんな予感が大です。
◆三連休中の日曜日、
来賓として声をかけていただき、
大人の心の研修会に出席して参りました。
子どもも大人もおんなじ。
「心」ってとっても大切です。
そして、この場で、
多くのあたたかな心にも触れさせていただいたのです。
名古屋南地区会の皆さん、
本当に、ありがとうございました。



2019/07/17 20:30 | この記事のURL

7/13(土)その2 勝敗の行方

よく晴れた一日。

県内各地で、
熱戦が繰り広げられています。

各競技の結果については、
わかり次第、
お知らせしますね。




2019/07/13 16:20 | この記事のURL

7/13(土)全力プレー、全力応援。

おはようございます。

いよいよ勝負の時。

生徒諸君、
先生方、
お父さん、お母さん、
家族の皆さん、

全力プレー、
全力応援で‼️

朗報を
待っています。

(写真は6月の東海新報より)



2019/07/13 05:50 | この記事のURL

7/12(金) 明日からいよいよ県中総体。

こんばんは。

今日は、
一日中雨降りの陸前高田市であります。

さて、明日から、
いよいよ県中総体が始まります。
大会に出場する選手たちは、
既に、本日中に出発しているのかもしれませんが、
明日からの健闘を心から願っていまからね。

(写真は、本日の岩手日報記事から)


(つぶやき)
保護者の皆さんも、
心、どこか高揚しているのではないですか?
もし、小学校のスポ少から始めた場合、
この6年の歳月、
わが子やその仲間の為にと、
精一杯心を尽くしてきた訳で、
ある意味、その集大成となります。
父母会の心を合わせて、
熱烈応援、頼みますね!



2019/07/12 19:30 | この記事のURL

7/11(木) 改めて思うこと。

こんばんは。

一日中、曇天の陸前高田市でありました。

さて、本日は、
日本音楽著作権協会(JASRAC)の理事長さんが
遠路、陸前高田までお越しくださり、
市民文化会館の建設費用の一部にと、
寄付金を持ってきてくださいました。

震災から8年も経過しているのに、
こうして陸前高田に心を寄せてくださることに
心からの感謝でありましたし、
遠路、わざわざ足を運んでくださったことにも
ありがたい気持ちで一杯になったのであります。

併せて、
この町に暮らす人たちや子どもたちのために
小さいけれど、
少しでもよいホールにしたいものだなと、
そんなことを改めて思ったのであります。


日常の生活に追われる日々ではありますが、
この8年の歳月の中、
どれだけの人たちに助けてもらったのか…。
そんなことを忘れてはならないようにも思います。

陸前高田の防災教育、
「命を守る教育」に併せて、
みんなで力を合わせて立ち上がってきた「事実」と、
多くの人たちのお陰で今があるという「感謝」を含めた
そんな「防災教育」で在りたいと思っています。

JASRACの皆さん、
本日は、ありがとうございました。


(つぶやき)
◆今週末は、中総体県大会ですね。
中学生諸君、
体と心の準備は万端ですか?
自分らしい、自分たちのチームらしいプレーで、
晴れ舞台を勝ち進んでいってくださいね!
◆本日午後は、
副校長先生方の研修会でありました。
みんなよき先生方ばかりであり、
人としても教育者としても
私の遥か上をいっている方々ばかりであります。
それぞれのお家で
もし、わが子のことで困ったことがあったら、
是非、副校長先生にも相談してみてくださいね。
きっと親身になって相談にのってくれ
解決の糸口を見つけてくれるはずですのでね。



2019/07/11 18:30 | この記事のURL

7/10(水) アムウェイハウス上棟式

こんばんは。

今日は、
爽やかな初夏の陽射しに包まれた
陸前高田市でありました。

さて、
昨日のこととなりますが、
アムウェイハウスの上棟式があり、
そこに参列して参りました。

その上棟式、
昔ながらのしきたりに則ったものであり、
なんとも神聖な気持ちになったのであります。

何でもそうでありますが、
今の世の中、
どこか効率めいたものが最優先され
そもそも大切にしてきたものが
どんどん消えてしまっているような気がしてならないのです。

そんな風潮の中だからこそ、
昨日の上棟式が
新鮮、且つ、
厳かに感じたのかもしれません。

それは、教育においても然り。

しっかりと子どもと向き合い、
心を繋ぎ合わせてこそ、
教育という営みが成り立つ。

決して、
手法が一ではないですものね。

そもそもの在りよう、
そして、理念、
そういったものを大切にした営みを、
日々、心がけたいものですね。

忙しさという「魔物」に負けて、
つい忘れてしまいますから。


(つぶやき)
このアムウェイハウスを拠点とした、
若者たちが夢を紡ぐ、
そんな営みがスタートしそうです。
詳細が決まりましたら、
後日、お知らせしますね。



2019/07/10 18:10 | この記事のURL

7/8(月) 気仙公民館安全祈願祭 学校

こんばんは。
こんな時間に失礼します。

さて、本日午前中は、
「気仙公民館安全祈願祭」が行われ、
高台に新しく造成された
新しい今泉の町に出かけてきました。

今泉地区は、
高田地区同様、
町の大半が被災した地区であり、
待ちに待った「公民館(コミセン)」の建設が
これから始まることとなります。

気仙小学校にも地域の方々が利用できるホールがある、
そして、気仙公民館もこれから出来上がっていく。

気仙町の皆さんの地域活動が、
今後、益々、活発になっていくことを願っています。

気仙町の皆さん、
本日は、おめでとうございます。


(つぶやき)
◆安全祈願祭の前に気仙小学校に立ち寄り、
校長先生とお話をして参りました。
何とも爽やかな小学校ですね。
また、祈願祭を終えた後、
校庭を覗いてみれば、
多くの子どもたちが
校庭で元気良く遊ぶ姿がそこにありました。
こんな姿はどこか生きる勇気をくれます。
やっぱり学校っていいものですね。
◆写真に写っている「海抜表示」は、
市内のロータリークラブの皆さんが設置してくださったものです。
防災の意識高揚にも役立つもので、
こんな小さな営みを
とてもありがたく思ってしまいます。
◆本日、小田和正さん直筆のサインが届きました。
ご縁とは摩訶不思議なものですね。


2019/07/08 19:30 | この記事のURL

7/5(金) キャリア教育 中2

こんにちは。
お天気のよい陸前高田市であります。

さて、本日は、
「中学生職業理解学習"Make the Future3"が
コミュニティホールで開催され、
市内の全中学2年生諸君が、
朝からコミュニティホールに集結しております。

この事業、
簡単に言えば、
中央にある大企業の皆さんに来ていただき、
それぞれの会社のこと、仕事のことを
小グループに分かれた中学生たちに
話してもらうというものであり、
俗に言う「キャリア教育」の一環の事業であります。

企業さんから出していただいたブースは、
全部で10ブース。

中学生諸君は、その中から
それぞれ3つのブースを選択し、
興味深げに話を聴いておりました。

今日のこの日の体験が、
僅かでも、
子どもちの今後の人生の
「きっかけ」となってくれたら嬉しく思います。

多くの企業の皆さん、
本日は、ありがとうございました。


(つぶやき)
・中学生諸君の何が素晴らしいかと言えば、
 その集中力と眼差しであります。
 本当に素敵な生徒たちばかりでありました。
・午後からは戸羽市長の講話であり、
 今頃は多くの質問を市長にぶつけている頃かと思われます。
 それがどんなやりとりになっているのか、
 あの子たちだからこそ、何となく想像がつきます。
 きっと良き時間が流れているはずです。



2019/07/05 14:10 | この記事のURL

7/4(木) 長い読み物

こんばんは。

本当に久しぶりの更新であり、
ブログってどうやって書くんだっけ?…と、
書き方すら忘れそうになっております。

更新せずの半月の間、
市内のそれぞれの学校では、
学期末が間近に迫った時期でもあり、
テストや学期のまとめ等、
いろいろなことがあったはずですし、
県大会を決めた部にあっては、
練習に更に熱が入っていたのではないかと想像しています。

また、教育委員会や私にとっても、
ある意味、激動の半月間であったのであります。

そのいくつかを書かせてもらえば、
◆ 市議会
◆ アメリカからの教育訪問団来訪(約1週間)
◆ 広田小学校学校訪問
◆ 各種会議
◆ 更生保護女性の会での講演
◆ 県民体育大会バレー 等

こんなことが折り重なるようにやってきており、
直近では、
ちょっと仕事を休まざるを得ないことも起き、
やっと、本日、更新しているところであります。

仕事を休んでいる数日間、
本を読んだりネットで記事を観たりすることが多かったのですが、
こんな読み物を見つけたので、
本日は、それを紹介しますね。

かなりかなり長い長い文章ですが、
どうか、最後までお読みになってください。
(半月ぶりなので、長さの大サービスです!)


◆「ありがとう、ありがとう」◆
 
一人のお母さんから、とても大切なことを教えられた経験があります。  

そのお宅の最初に生まれた男の子は、高熱を出し、知的障害を起こしてしまいました。

次に生まれた弟が二歳のときです。  
ようやく口がきけるようになったその弟がお兄ちゃんに向かって、こう言いました。

「お兄ちゃんなんてバカじゃないか」

お母さんは、はっとしました。

それだけは言ってほしくなかった言葉だったからです。

そのとき、お母さんは、いったんは弟を叱ろうと考えましたが、
思いなおしました。  

*弟にお兄ちゃんをいたわる気持ちが芽生え育ってくるまで、
長い時間がかかるだろうけど、それまで待ってみよう*

その日から、お母さんは、弟が兄に向かって言った言葉を、
自分が耳にした限り、毎日克明にノートにつけていきました。

そして一年たち、二年たち・・・
しかし、相変わらず弟は、「お兄ちゃんのバカ」としか言いません。  

お母さんはなんべんも諦めかけ、
叱って無理やり弟の態度を改めさせようとしました。

しかし、もう少し、もう少し・・・と、根気よくノートをつけ続けました。

弟が幼稚園に入った年の七夕の日、
偶然、近所の子どもや親戚の人たちが家に集まりました。

人があまりたくさん来たために興奮したのか、
お兄ちゃんがみんなの頭をボカボカとぶちはじめました。

みんなは 「やめなさい」 と言いたかったのですが、
そういう子であることを知っていましたから、言い出しかねていました。  

そのとき、弟が飛び出してきて、お兄ちゃんに向かって言いました。  

「お兄ちゃん、ぶつならぼくだけぶってちょうだい。ぼく、痛いって言わないよ」  

お母さんは長いこと、その言葉を待っていました。

その晩、お母さんはノートに書きました。  

「ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・」  

ほとんど無意識のうちに、ノートの終わりのページまで鉛筆でぎっしり、
「ありがとう」を書き連ねました。

人間が本当に感動したときの言葉は、こういうものです。


やがて弟は小学校に入学しました。
入学式の日、教室で初めて席が決められました。

ところが弟の隣に、小児マヒで左腕が不自由な子が座りました。  

お母さんの心は動揺しました。

家ではお兄ちゃん、学校ではこの友だちでは、
幼い子に精神的負担が大きすぎるのではないかと思ったからです。


その夜、ご主人と朝まで相談しました。
家を引っ越そうか、弟を転校させようかとまで考えたそうです。  

結局、しばらく様子を見てから決めようということになりました。
学校で最初の体育の様子を見てから決めようということになりました。  

学校で最初の体育の時間のことです。

受持ちの先生は、手の不自由な子が体操着に着替えるのを放っておきました。

手伝うのは簡単ですが、
それより、一人でやらせたほうがその子のためになると考えたからです。

その子は生まれて初めて、やっと右手だけで体操着に着替えましたが、
そのとき、体育の時間はすでに三十分も過ぎていました。  

二度目の体育の時間のときも、先生は放っておきました。

すると、この前は三十分もかかったのに、
この日はわずかな休み時間のあいだにちゃんと着替えて、
校庭にみんなと一緒に並んでいたのです。

どうしたのかなと思い、次の体育の時間の前、
先生は柱の陰からそっとその子の様子をうかがいました。  

すると、どうでしょう。

前の時間が終わるや、
あの弟が、まず自分の服を大急ぎで着替えてから、
手の不自由な隣の席の子の着替えを手伝いはじめたのです。  

手が動かない子に体操着の袖を通してやるのはお母さんでもけっこうむずかしいものです。

それを、小学校に入ったばかりの子が一生懸命手伝ってやって、
二人ともちゃんと着替えてから、
そろって校庭に駆け出していったのです。

そのとき、先生は、よほどこの弟をほめてやろうと思いましたが、
ほめたら、「先生からほめられたからやるんだ」というようになり、
かえって自発性をこわす結果になると考え、心を鬼にして黙っていました。  

それからもずっと、
手の不自由な子が体育の時間に遅れたことはありませんでした。


そして、偶然ながら、また七夕の日の出来事です。
授業参観をかねた初めての父母会が開かれました。  

それより前、先生は子どもたちに、短冊に願いごとを書かせ、
教室に持ち込んだ笹に下げさせておきました。

それを、お母さんが集まったところで、先生は一枚一枚、読んでいきました。

「おもちゃがほしい」、

「おこづかいをもっとほしい」、

「じてんしゃをかってほしい」・・・。  

そんな、いかにも子どもらしい願いごとが続きます。

それを先生はずっと読んでいくうちに、こんな言葉に出会いました。

「かみさま、ぼくのとなりの子のうでを、はやくなおしてあげてくださいね」  

言うまでもなく、あの弟が書いたものでした。

先生はその一途な願いごとを読むと、もう我慢ができなくなって、
体育の時間のことを、お母さんたちに話して聞かせました。

小児マヒの子のお母さんは、
我が子が教室でどんなに不自由しているだろうと思うと気がひけて、
教室に入ることもできず、
廊下からそっと中の様子をうかがっていました。  

しかし、先生のその話を聞いた途端、
廊下から教室に飛び込んできて、床に座り込み、
この弟の首にしがみつき、涙を流し、頬ずりしながら叫びました。

「ありがとう、ありがとう、ありがとう、
 ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・・・」  

その声がいつまでも学校中に響きました。
 
       
「本当に感動したときの言葉」
鈴木 健二 著 講談社文庫より

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

お読みになり、
何か心に湧いてきた思いはありますか?

それって、
とっても大事なものかもしれませんよ。


2019/07/04 17:40 | この記事のURL
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