津波避難行動体験学習
2023/07/11 17:00

7月11日(火)に、高田第一中学校と高田東中学校の3年生が、津波避難行動体験学習を行いました。これは、『命をつなぐ~30年後の陸前高田市を見据えて~』というテーマのもと、かけがえのない大切な命を守るための行動ができるようにという願いを込めて行っています。義務教育最後の年である中学校3年生が避難行動を体験する学習を継続していくことで、陸前高田市の将来の地域の担い手として、生命の大切さや防災・現在に対する自助・共助の意識を高める機会になればと願っています。
当日は、高田松原に全員が集合しました。地震は、「マグニチュード9.0の大地震発生。陸前高田市に最大震度6強の強振動が観測され、3分後には10mを超える津波が到達されると予想、津波到達予想時刻は地震発生から15分後」と想定しました。防災無線で訓練用の地震発生・津波警報発表後、津波フラッグが大きく振られているのを確認し、避難行動を開始しました。計画では高田松原から夢アリーナまで徒歩で避難行動をする予定でしたが、陸前高田市に熱中症警戒アラートが出されていたことと雷を伴う雨の心配があったため、防潮堤を超えた後はバスでの移動となりました。
夢アリーナに予定よりもだいぶ早く到着しました。夢アリーナでは、高田第一中校長と陸前高田市役所防災局防災課課長兼防災対策監 中村𠮷雄さんの話のあと、釜石海上保安部による「海の安全教室」として海難事故に関わる講話をいただきました。その中で、ライフジャケットを着用体験もありました。高田第一中からは、鶴嶋祐成さんが体験しました。最後に海上保安部の方々に、高田第一中学校を代表して上田美月さんがお礼の言葉を述べ、感謝の気持ちを伝えました。