高田一中3年生の心のこもった美しいハーモニーに大きな拍手
2024/09/20 16:30
9月19日(木)に、陸前高田市民文化会館 奇跡の一本松ホールにて第50回岩手県公立学校退職校長会県研修・親睦会「気仙大会」が開催され、県内全域から200名余りの元校長先生方が参集されました。開会行事に引き続き、株式会社八木澤商店の河野通洋社長を講師に記念講演が行われました。その後、陸前高田市内小中学校の児童生徒発表として、米崎小学校の重倉太鼓と、本校3年生による合唱を披露する貴重な機会をいただきました。
本校3年生の合唱は、陸前高田市民歌、高田第一中学校校歌、空~ぼくらの第二章~の3曲と、岩手県公立学校退職校長会の制作による「鎮魂の歌」でした。
この日の発表に向けて、およそ2ヶ月間、生徒たちは時間を惜しんで練習を積み重ねてきました。特にも、「鎮魂の歌」は東日本大震災犠牲者に捧げる歌であり、歌詞に込められている想い、それをどのようにメロディーに乗せて表現したらいいのか、初めてこの曲に出会った子どもたちにとっては、非常に難しいものでした。
そこで、7月中旬には、この曲を作曲した太田代政男先生に本校にお越しいただいて直接ご指導をいただき、この曲のイメージを膨らませ、その後の練習に取組み始めました。また、松村敦子先生には何度もご足労をいただき、各曲の細かな表現技法等を丁寧にご指導していただきました。
このように、いろんな方々のご指導やご支援をいただきながら、子どもたちは少しずつ自信と力量を高めてきました。
そんな前向きな姿勢で直向きに頑張り続ける高田一中生の姿に、私は何度も涙してきましたが、昨日の本番での子どもたちのステージはまさに圧巻でした。それぞれのパートの声が見事にひとつになり、とっても美しく調和された音が会場いっぱいに響き渡っていました。さらには、「これからの陸前高田は僕たちが創っていきます」という頼もしいメッセージを会場の皆様に伝えられたようにも感じました。
3年生の頑張りと、上手く伴奏してくれた先生方に大きな拍手をおくりたいと思います。
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