スポーツ医・科学講座 食育講座と運動機能チェック・姿勢づくりを実施
2024/05/30 13:30
本校では、今年度から、岩手県文化スポーツ部スポーツ振興課の支援を受け、スポーツ医・科学サポート事業に取り組むことにしています。トレーニング実技指導やスポーツ栄養士、スポーツドクターといった専門家の方々にお越しいただき、直接指導を受けていくもので、年間を通して3回程開催していく予定です。その第1回目が、本日の3・4校時本校体育館を会場に全校生徒、保護者、教職員を対象に行われました。
最初の1コマ目には、日本スポーツ協会公認栄養士である臼井名津子管理栄養士による「成長期の栄養」をテーマに食育講話が行われました。この講話には3名の保護者の方々にも参加していただきました。
続いて2コマ目には、岩手県文化スポーツ部スポーツ振興課の4名の指導員による運動機能チェックと姿勢づくりに係る実技講習が行われ、子どもたちは楽しみながらも真剣な表情で取り組んでいました。上の写真はその時の様子です。「まずは自分を知ることが大事」「どうすれば自分が成長できるかを知っている人が伸びる」など、岩手ゆかりの大谷翔平選手や佐々木朗希選手の取組などを紹介しながら教えていただきました。また、「正しい姿勢」が全てのスポーツやトレーニングの基本であることを、子どもたちや先生方は実際に体を動かし体感しながら学んでいました。
次回は10月の開催になります。
【本日の食育講話「成長期の栄養」のポイント】
*規則正しい生活が大切である(早寝・早起きで成長ホルモンが働く)
睡眠不足の選手は、睡眠が十分とれている選手に比べて4倍怪我をしやすくなる。
規則正しい時間に食事を摂ることが体のリズムを作る(不規則だと太りやすくなる)
*どのタイミングで食べるのかを考えて食事をすることが大切である
普段の生活では、部活動が終わってから夕食までの時間が重要
運動直後には炭水化物が必要となる
(中学生の目安)
男子 丼1~1.5杯 250~350g
女子 茶碗1杯強~丼1杯 200~250g
*持久力アップを目指すためには
炭水化物をしっかり
(グリコーゲンを肝臓に貯めるほど持久力アップにつながる)
主菜と副菜をバランス良く
ビタミンは、炭水化物をエネルギーに変えるために必要
鉄分は、補給する必要があること。
最後まで走り抜く踏ん張りに!
*瞬発力アップを目指すためには
タンパク質(プロテイン)は、筋力アップと筋肉修復に必要
(脂が少ないものを)
ミネラルは、筋肉の収縮に関係している。
マグネシウムやナトリウムが不足するとつりやすくなる
*食事は、「体をつくる分」+「体を動かす分」の両方
必要なものを必要なだけ摂ることが大切
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