• つなぐ集会
  • 2024/12/12 09:20


     12月11日(水)5・6校時、全校生徒による「つなぐ集会」が開催され、生徒会本部による本校の「つなぐプロジェクト」の総括と、各学年による今年度の総合的な学習の時間における学びの発表が行われました。今年の「つなぐ集会」は、生徒同士による引き継ぎであることから全て生徒会による進行で開催されました。年末の多忙なスケジュールの中、陸前高田市教育委員会の山田教育長さんにもお越しいただき、参観していただきました。

     本校の「つなぐ集会」の目的は次の3つです。

    □かけがえのない一人一人の生命を確認し、自他の命を尊重し共に生活していく思いを共有し、今後の生活のあり方を考える機会とすること。

    □地域の一員であることを自覚し、中学生としてできることを実践する意欲を高めること。

    □一人一人が防災の意識を高め、災害に強い町づくりについて全校で考え取り組むことを決意すること。

     どの発表にも工夫があり、それぞれのカラーが出ていて大変興味深かったし、地域の良さを改めて発見できたこと、地域の人への感謝の気持ちを持てたこと、災害からの教訓を自分事として学べたこと、地域との関わりの中で社会貢献意識が高まったことなど、沢山の学びがあったことが伝わりました。そして、高田一中生が本気で「わが町陸前高田」のことを考えていることを感じることができ、とても頼もしく思う時間となりました。

     3年生からは、1・2年生につなぎたいこととして、「鎮魂の歌」の合唱が披露されました。7月からおよそ半年間に渡って歌い込んできたことが伝わる見事な響きとなって、会場は深い感動に包まれました。ぜひ、1・2年生には、この3年生の思いを受けとめ、これからの本校の新たな財産としてつないでくれれば嬉しく思います。

     そして、集会のフィナーレは、全校合唱「空~僕らの第二章~」でした。震災以降、本校の第二校歌として大切につながれてきた曲ですが、素敵なハーモニーが体育館いっぱいに響き渡り、まさに圧巻でした。

     生徒会活動や総合的な学習の時間を中心に取り組んできた「つなぐプロジェクト」は、本校が進める「いわての復興教育」の柱であり、我が校の誇るべき文化です。今回の「つなぐ集会」でのそれぞれの発表は、内容・表現力とも高いレベルであり大変見事だったし、高田一中生の学びや想いがしっかりと繋がれた瞬間でした。今後も、更なる深い学びとなっていくことを期待しています。生徒の皆さんと教職員の皆さんの努力に大きな拍手を贈りたいと思います。そして、ご協力をいただいた全ての方々に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。


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