気仙中学校のブログ

学区の冬・風景点描

①枚目
 現在の籬島です。海からの撮影です。かつての松等はなくて岩だけの島になっています。遠く学区北部にあたります立神浜(高田松原)の高さ12.5メートルの防潮堤が連なっています。まもなく今春から再来年にかけて4万本の松の苗木が植栽されるそうです。そのうちの1万本がNPO法人・高田松原を守る会を中心とした市民等による植栽との東海新報記事です(2月3日付)。

②枚目
 三陸自動車道・高田唐桑道路工事現場付近から湖のような広田湾を撮影しました。この工事は平成30年度開通を目指しているそうです。高速道路からこのような風景が眺められるということです。要谷海岸にある,これまた12.5メートルの防潮堤もここからなら視界の妨げにそれ程はなりません…。

③枚目
 恒例,カヤの木が聳え立つ丘から太平洋を撮影しました。震災当時,長部小学校に避難していた大勢の本校生徒等も,あの日の2日後の日曜日には午前8時25分に再び発令された大津波警報が午前10時に注意報に変わった時点で,気分転換と体力作りとばかりに本校職員が引率して挙(こぞ)って周囲の丘を散歩をしました。早朝は氷点下だった気温が既に10℃を越えていました。個人持ちで最高最低温度計があったものですから日々観測していました。この丘にも立ち寄り,いつもと変わらぬ青空・カヤの木や,大きく変化した周囲をしばらく見渡しました。本校のホームページ冒頭の写真掲載は,この由縁にあります。

④枚目
 陽光に照らされて銀色に光る広田湾を要谷漁港堤防より撮影しました。あと2ヶ月足らずで新年度が始まります。様々な方にとっての,その船出の行く手に光あれと願う思いが重なったまま,たまたま通りかかった漁に出掛ける船を見送りました。操舵していたのは本校生徒の,あるお祖父さん○○さんでした…。

 文化部もあと一踏ん張りです。


2017/02/06 12:00 | 2017年02月