気仙中学校のブログ

2016年8月の記事

3年昼食作り

今日は、1年生は職場訪問、2年生は職場体験で、学校には3年生だけでした。給食がないので、昼食を作って食べました。麩入り親子丼を作りました。みんなでおいしく食べました‼明日はそうめんを作って食べる予定です‼(sas)


2016/08/31 13:30 | この記事のURL2016年08月

今泉松原植生・291年前の決断(文化部による調査)

 下の地図は約291年前の陸前高田市付近の海岸線や川岸を2010年度の地図に当てはめたものです。参照は今泉同人誌・みちしるべ等によります。8月24日付けでブログ紹介した地図に比べて88年が経過して立神浜は新しい河口付近に伸びてきて,対岸には田の浜と呼ばれる砂浜までが形成された模様です。
 伊達騒動の後に伊達吉村公による財政立て直しのため,領地を再検地したとのことです。地名も新たに設定され,高田村方面では本宿・中宿・下宿・曲松・中田・沼田等の名があるのに対して,今泉村方面では土手影・木場・砂盛・中堰等の地名が加えられた模様です。
 慶長三陸津波の被災地では金山所有は名ばかりに,直轄地による様々な諸事情から仙台藩の命を受けて,今泉村や高田村でも幾多の先人によって,田畑の再興及び開墾に挑んできたと聞きます。しかし,ただでさえ天災が多かったと言われる江戸時代のこと,海からの強風によって絶えず砂塵をかぶったり,海水が浸入したりして草木の育たない不毛の土地だったことでしょう。その後背地の田や畑も砂をかぶったり,潮風を浴びたり,海水が浸入したりして農作物の収穫できないことが度々あったとの事。
 歴史に名を残さないまでも,数多くの先人による幾多の汗と涙があった筈です。担当者の先祖も塩田開発のために藩から命を受け何処より学区の南部の長部へ移住し,山林や海岸についてある程度の権限を戴きながら,塩釜による製塩方法等の試行錯誤を繰り返したと聞きます。
 潮風や砂塵などから平野の耕地を守るため,私財を投じて長年にわたり不毛の砂地に苦労を重ねて松苗を植え,立派な松林に育てることに成功した先人について,多くの資料ではその名が語られます。松植生の結果,開墾された田畑。村は益々発展して行くという物語。藩の命はあっても藩体制というより各村独自の取り組み。互いの競争。ここ高田の平野にても菅野杢之助等によって,いち早く高田村側では松植林に成功して田畑の開墾が進められた模様です。
 一方,今泉側では洪水が繰り返され依然として塩分の多い湿地だったので,奈々切の開拓は遅れてしまう,そんな状況で291年前の享保10(1725)年から松坂新右衛門定宣によって自費を投じて海岸線約720m,面積9.3haにアカマツを植栽したとあります。義父である松坂十兵衛定好は父親の代より御金山下代・大肝入・鍛冶奉行・御鉄方役などを兼務し,伊達領内の鉱山奉行,気仙郡の大肝入を勤め地方行政を担当したようです。今泉村の通称御蔵(垂井ヶ沢)に穀倉蔵を建設する等,気仙郡全体のための業績を上げた御仁との事でした。その入り婿の新右衛門は今泉の未来のために立ち上がり,今泉松原植林を遂に成功させ,後世の田畑開墾に道しるべをつけさせた御仁ということです。因みに,その後何度も造林され,そのうちの1本は天保10(1839)年に芽吹き,東日本大震災でも津波に耐えて,立ったままの状態で残った松,『奇跡の一本松』として有名になりました。昭和30年,陸前高田市の市制施行により,高田松原と今泉松原を合わせて高田松原と呼ぶようになったとあります。


2016/08/29 14:10 | この記事のURL2016年08月

名古屋市生徒交流会

 8月25日(木)、陸前高田市と名古屋市の中学生交流会が、第一中学校体育館で行われ、本校からは2年生4名が代表で参加しました。
 交流会では、初めに各中学校が、プロジェクターなどで学校紹介を行いました。その後、クイズやゲームで交流を深め、感想を発表し合いました。名古屋市の中学生も、陸前高田の中学生も、明るくはきはきと感想を述べていました。最後は、本校の千葉大輝君の指揮で「未来への翼」を合同合唱し、交流会は閉会となりました。
 その後に会場を移して行われた夕食会で、さらに交流を深めたようです。
 冬には、陸前高田市の中学生が名古屋市を訪問し交流する予定です。


2016/08/26 15:00 | この記事のURL2016年08月

地区駅伝壮行式

土曜日に住田町を会場に行われる地区駅伝大会の壮行式を行いました。選手一人ひとりが堂々と決意を述べました。今までのがんばりを全校でたたえました。当日も、ベストを尽くしてほしいと思います。応援よろしくお願いします‼(sas)


2016/08/25 18:10 | この記事のURL2016年08月

8月の大雨・379年前の今泉大洪水(文化部による調査)

 当地ではいくつかの台風の通過により大雨が続いているこのごろです。
 下の地図は約379年前の陸前高田市付近の海岸線や川岸を2010年度の地図に当てはめたものです。参照は人作り風土記及び伊藤満氏著・道慶自刎等によります。
 気仙地方の政治・経済の中心地を二日市付近から八日町付近に移してまで慶長三陸津波からの復興事業として農地開拓等を奈々切近辺に展開しようとした矢先でした。寛永14年6月23日(西暦1637年8月13日)からの大洪水により何と気仙川の川道が大幅に逸れて,現在の場所を流れるようになってしまったとの事です。当時の気仙川は鮭漁が盛んで以前の流れは高田村との境になっており,2日間に高田村の漁師30人が漁をすれば次の1日は今泉村の漁師16人が網を打つという習慣だったそうです。しかし今泉村領を2つに分ける程の川道の変化によって漁業権をめぐり紛争が起き,その決着がなかなか着かなかったそうです。代官の仲裁もままならない状況で,天災の被害は家屋や田畑の崩壊のみか,民の根深い怨恨となって,この地に残ってしまう状況との事でした。
 稲葉織部(おりべ)道浄(みちきよ)という一人の武士がおりました。今泉村中井に父親共々移り住み,姓を村上に改め,百姓に身を転じ,かたわら寺子屋を開いたそうです。元和元(1615)年,57歳の時,今度は高田村大石に移住,寺子屋西光俺を開いたそうです。つまり今泉村と高田村で塾を開いた先生です。この方の偉業について,高田一中と統合を2年後に控えた今,調べておく必要があると思っていました。この方のことを高田の人達の中にはドゲ様と呼んでいる年輩がいるそうです。別名は,文字通り命がけで高田村と今泉村のそれぞれの教え子同士の争いを鎮めた村上道慶(どうけい)というそうです。正保元年10月20日(1644年11月19日)に数え年86歳で自刎をもって諫めたとの事です。以後,両村の漁は一日交替で和解したとあります。


2016/08/24 18:00 | この記事のURL2016年08月

2学期スタート

2学期始業式が行われました。各学年代表の夏休みの反省と2学期の決意が発表されました。校長先生のお話では、2学期は新しい自分を”つくる”ことを話されました。新しい自分を見つけるのではなく、つくることを目標に2学期がんばりたいです。(sas)


2016/08/19 09:10 | この記事のURL2016年08月

学区の夏・風景点描

 今年の処暑は8月23日から9月6日までの日々になります。暑さが峠を越えて後退し始める頃とされます。暑さも落ち着くこのごろになりました。
 写真は先日8月17日の午後に撮影しました。1枚目の写真にありますように,台風7号が通過してからは丘の上に聳え立つカヤの木の上空にも青空が広がり始めました。
 学区の海沿い各地では高さ12.5メートルの防潮堤が次々に作られているところです。2枚目の写真はある卒業生の家から撮影したものです。海を間近に望む絶景が見られる所です。本校学区で最も海に近い家の一つではあるのですが,海抜16~7メートル程で高台にあるという点,やはり安心できるものです。怒濤の如く荒波が石灰岩の島々にぶつかっている所を,卒業生のご家族や近隣の方々共々に担当者も眺めてまいりました。
 当日午後3時頃は満潮も重なって3枚目4枚目の写真にありますように,数メートルの白波が海岸に打ち付ける様子が見られました。時化により波浪警報が発令されている中に,望遠で撮影したものです。
 一方,文化部で世話を続けています花々は5枚目の写真の通り,しばらくぶりの雨のおかげで,長部駅付近に設置したプランターでも沢山花が咲いてきました。あと1ヶ月少々で岩手国体も始まります。


2016/08/19 08:10 | この記事のURL2016年08月

夏休み最終日

今日で夏休みが終了です。夏休み中も、部活動、駅伝練習、太鼓練習、学習に励んだ夏休みでした。今日は、駅伝部が住田町へ行って、試走を行ってきました。あいにくの雨でしたが、ずぶぬれになりながら走り切りました。地区駅伝大会は8月27日です。応援よろしくお願いします‼


2016/08/18 16:20 | この記事のURL2016年08月

スイカの日

今日は、スイカの日でした。部活動や学習活動を少し早めに切り上げて、全校でスイカを食べて涼みました。冷えたスイカをみんなで食べました。夏休みも、部活動、駅伝練習、学習、太鼓練習と毎日がんばる生徒たちの息抜きになりました。これで暑い夏を乗り越えるぞー!(sas)


2016/08/10 20:30 | この記事のURL2016年08月

青山学院大学生の教育支援

8月5日~8月10日まで、青山学院大学ボランティアの大学生が、気仙中に来校してくれました。主に3年生の学習支援をしていただきました。また、なぜ学ぶのか、これから大切なことなどをプレゼンしていただきました。たくさん交流して、たくさん学ぶことができました。本当にありがとうございました。(sas)


2016/08/10 20:20 | この記事のURL2016年08月
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