気仙中学校のブログ

学区の島々⑦・野島・鵃島

 本校は「海の子絵画」展への取り組みの成果が認められ,平成17年度より6年間に渡って入選が続きました。特に20・21年度は2年連続学校賞を戴きました。右は平成22年度岩手県教育長賞受賞の小林さんによる作品,左は同じく入賞の菅野さんによる作品で,インターネットに残されておりました。
 それよりかなり以前の昭和45年までは10月の土曜日を利用して全校で写生大会というものがありました。それぞれが長部の海岸に散らばって取り組んだのですが,学年が上がるに連れて青春を謳歌するひとときの模様でもありました。特に人気のあった風景が野島・鵃(みさご)島でした。まるで松島のような風景が連なっています。付近は格好の漁場でもあります。文化部有志が1学年の秋の写生大会に描いた絵はその後,1学年の冬休みに描いた今泉天神杉の絵共々,永久学校保存となってしまいました。もう一つ,鵃島の奥に地元の人達が「一本松」と呼ぶ岩礁がありますが,6年前以後ご覧のように変化しました。
 本校の校章や校名旗ではウミネコを表していますが,カモメであるとの声もあって文化祭の名称も白鴎祭と命名されております。体育着については上が各学年ごとに紺・緑・臙脂色で下は白の体操ズボンだったところ,担当者の入学年度から上下青となりました。大概の仲間は体育の時間だけ着用して部活は先輩のお下がりでした。原因はモンペみたいだったから!?それまでの肩下げ鞄や手提げ鞄からスクールザックに移行した年でもありました。毎日遠足かと言われました。以後,体育着のスタイルは変化しても基本色は青でした。この青は勿論,太平洋・広田湾の海の色です。
 所謂スクールカラーというのも平成初期には既に全校応援等の機会にはメガホンや応援旗では緑色が採用されていたようです。松原の松や愛宕山の杉の色や県境の山の色を連想する場合もあるでしょうが,地元出身の担当者としては思わず海岸沿いの魚付林を連想するのでした…。


2017/01/25 11:00 | 2017年01月