気仙中学校のブログ

学区における避難訓練

 陸前高田市気仙町の長部地区自主防災会(菅野征一氏会長)は3月5日,地域全体での避難訓練を実施しました。東日本大震災が発生した3月11日の前の日曜日に毎年行っており,今年は過去最高の556人が参加したとのことです。
 震災後4度目となる訓練は,午前11時に強い地震が発生し,大津波警報が発令されたと想定。防災無線で避難を促された住民は最寄りの避難場所に向かいました。今回,気仙分団第3部の屯所から第1部は今泉地区方面へ,第2部は一本松付近へ,第3部は北長部地区へ消防ポンプ車を出動させました。第4部からも南長部地区へ出動しました。
 避難救助班では救急要援護者の役を担うお2人を2台の車両の荷台に乗せて避難する訓練も行いました。集合場所では人員点呼及び集計の訓練も行いました。区長さんの声がけで黙祷もされました。
 上長部地区では,浸水域のグラウンドで練習していた長部スポ少の児童や住民らが高台の住宅地近くの公園に避難したそうです。更に午後は防災研修会を開き,市内初の地区防災計画書を全員で確認,菅野会長は「訓練を継続して避難を意識づけることが大切。防災計画書で災害時の動きなどを地域に周知したい」と災害に強い地域を目指す,と新聞記事には書かれてあります。
 この日は啓蟄に当たりまして,文化部が並べておいた鉢でもクロッカスやフクジュソウ等が開花しておりました。復興に向けて花は咲きます。常日頃の訓練も怠らず取り組んでおります。


2017/03/06 14:00 | 2017年03月