気仙中学校のブログ

学区の春・風景点描

 春爛漫を迎えています。15℃以上の日が続き、桜も満開です。文化部で植えて育てた花たちも咲き誇っています。修学旅行中は、2年生の部員達に水やりをお願いしてはおりますが、天気予報からすると、当地での土の乾きは心配無用、大丈夫かも知れません。
 海岸の表情も、干潮の際には、かつての岩肌を見せて懐かしい思いになります。潮干狩りは、恒例の地域や学校の行事でした。以前には立神浜と呼ばれ、その後に松が植林され高田松原の名で有名になった地には、高さ12.5メートルの堤防が連なっているのが遠く見えます。そこも実は本校学区の一部です。
 5年前には、学区の海岸は1メートル程地盤沈下しました。その後、護岸工事によって岸壁が高くなりました。余震による大地の再隆起が予想より大きく、かつ早く、結果的に震災以前より高くなってしまった岸壁なものですから、要谷漁港の漁業関係の方々にとっては、今日4月10日は、日の出前の満潮時に朝凪を待たずに操業を始めて、夕方の再満潮時まで漁船の係留や接岸を待っている様子に見えます。一方、長部漁港の漁業施設も次々に復活して来ました。そこで、土曜市の再開の見通しも囁かれ始めてきた模様です。
 カヤの木が聳え立つ丘では、南からの潮風が、薄曇りになった太陽に代わって、花を次々に咲かせているように思えました。



2016/04/11 08:20 | 2016年04月