『教育長室の窓』
陸前高田市教育委員会ブログ

8/4(土)高田一中吹奏楽部定期演奏会 「全国学力テスト」のこと

こんにちは。
今日もよく晴れた
暑い日となっている陸前高田です。

さて、本日午後、
高田一中吹奏楽部定期演奏会が
コミュニティホールで開催され、
その様子をちょっとだけのぞいてきたところです。
(都合があり第一部のみ)

その演奏会、
アンサンブル(小編成の合奏)あり、
寸劇あり、合唱とのコラボありと、
多彩なプログラムが用意され、
会場に詰めかけた沢山の人たちから
大きな拍手がおくられておりました。

何でもそう、
どんなことでも、
本番までの「過程」「プロセス」
というものがあり、
そこに時間をいっぱいかけて
ものごとは創られていく。
本日の部員皆が心を合わせ
準備してきたであろう演奏会は、
それはそれは素敵な演奏会でありました。

高田一中吹奏楽部の皆さん、
今日は素敵な時間を、
ありがとう。


(つぶやき)
◆昨今の新聞では
「全国学力テスト」の話題が
チラホラ載っています。
そこで今日は、その話題を。

そもそもこの「全国学力テスト」とは、
どんな「ねらい」のテストなのか。

◆対象 全国の小6と中3。
◆内容 前年度までの学習内容(つまり小5まで、中2までの内容)
◆教科 国語A、B。算数数学A,B、理科。
(Aとは基本問題、
Bとは考え方を活用した活用問題)
◆調査 質問紙調査
(アンケートのようなもの)
◆ねらい
まずは、国(文部科学省)。
国が示した「学習指導要領」の内容が、
どの程度子どもたちに定着しているのかを
全国レベルで把握したいというもの。
勿論、テスト問題ばかりではなく
「質問紙調査」なるものもあり、
子どもたちの学校や家庭での
生活上のこと、
更には、意識調査も実施し、
学力を高める、または、
学力向上を阻害している要因等を、
国レベルで調査・分析し、
今後の教育行政に生かそうとするものです。

◆次に、学校。
学校には、学級の分析結果の他、
一人ひとりの子どもの
「個人票」なるものも届きます。
ですので、個別の定着状況や
落ちている分野等が明らかになり、
今後の学習補充や授業、
家庭へのアプローチに
活用していくこととなります。
つまり、教師側からすれば「指導改善」に、
子どもサイドにすれば、
個別の復習の活用となります。

新聞紙上では、
各県ごとの「平均点」という
そんな書き方をしているようであり、
「平均点」のみが話題になっている
そんな感がありますが、
大切なことは、
「個別の結果をその子の今後の指導に生かす」
という視点なのだと思っています。

2学期には、各学校の状況が
保護者にお知らせされると思います。
また、「個人票」も各家庭に
配布されることとなりますので、
どうぞ穴の開くほど
じっくりとご覧になって下さい。
そこに、
わが子の今後の復習部分での
「頑張りどころ」が
書かれてありますのでね。

何でもそうです。
「調査」や「アンケート」での
「結果」を見るだけではなく、
その結果を「どう活用するか」、
そんなところが、
何より大切になってくるものと思っています。

ちなみに、
高田市内の子どもたち、
頑張っていますよ。
算数・数学の定着に
課題はありそうですが、
先生と子どもたちの
日々の努力の成果が出ています。



2018/08/04 14:40 |