『教育長室の窓』
陸前高田市教育委員会ブログ

2019年3月の記事

3/31(日) にこにこサッカー教室 新年度のスタート

こんにちは。

昨夜の雪には驚きましたが、
今は冷たい小雨の降る陸前高田市であります。

さて、昨日の午後は、
夢アリーナを会場に
「にこにこサッカー教室」が開かれ
市内から多くのちびっ子が集まってくれました。

協力してくださったのは、
震災後、ずっと陸前高田を応援してくださっている
川崎フロンターレの皆さん。

子どもたちは、
三名の指導者の方々と、
アリーナ内を楽しそうに駆け回っておりましたが、
そんな姿を見つめながら、
改めてフロンターレの皆さんへの感謝の思いが
湧き上がってきたのでもあります。

高田の子どもたちは、
大変な思いをしてはきましたが、
ある意味、
全国、本当に多くの人たちから
幸せを分けてもらってきたようにも思うのです。

子どもたちが、
これから大人になる人生の中で、
「生き方」で恩返しができたらいいなと、
そんなことを思った次第です。

フロンターレの皆さん、
本日は、寒い中、ありがとうございました。

さっ、本日で平成30年度が終わり、
明日から、新年度のスタートです。

気持ちを新たに、
また、たかたの子どもたちのために
誠心誠意、仕事をしていきたいと思っておりますし、
学校の新年度が、
どの子にとっても素晴らしいスタートとなることを
心から願っています。


(つぶやき)
サッカー教室の同日、同時刻、
隣の多目的ホールでは、
書道展が開催されておりました。
何気なく覗きに行くと、
受付から昔の教え子が駆け寄ってくれ、
会場内を案内してくれたのです。
その子(今はお母さんですが)の作品、
そして、小・中学生の作品、
更には、教育委員会の課長補佐の作品まであり、
作品の素晴らしさに感心しながら会場を後にしました。

夢アリーナのロビーには、
震災でアメリカまで流された
高田高校の実習船「カモメ」が展示されています。
是非、ご覧になってくださいね。



2019/03/31 13:00 | この記事のURL

3/29(金) 海の子絵画展・日本一報告。 本年度最終日、新年度へ。

こんにちは。

お天気はよいのですが、
風の冷たい陸前高田市となっております。

さて、本日は、
平成30年度の最終日であり、
市役所・教育委員会内では、
市の機構の改編もあり、
バタバタとした時間を過ごしております。

そんな中、
「全国海の子絵画展」で、
最高賞(つまり日本一)に輝いた、
高田東中学校の2年生の「熊谷寧音さん」が
美術の先生である佐々木由紀先生と共に
受賞報告に来てくれたのです。

日本一ですので、
大きくて立派な賞状、
そして、金のメダル等を持参してくれましたが、
一番嬉しかったのは、
彼女が将来の「夢」の話をしてくれたこと。

キラッキラに輝いている寧音さんでありました。

今回の日本一の受賞、
本当に、おめでとうございます。

そして、
夢に向かって、
これからもまっしぐらに頑張ってくださいね。

(つぶやき)
市の広報担当、
東海新報者、
そして、学校では写真を撮りましたが、
私、写真を撮り忘れたのです。。
ですので、
とってもいい話題なのに、
寧音さんの笑顔を載せることができません。
ごめんなさい。
と思っていたら、
市の広報部署からもらえました。
笑顔の写真は、↓ 



2019/03/29 11:20 | この記事のURL

3/25(月) 教職員辞令交付式 国道45号クロマツ植樹会

こんばんは。
本日は、 冷たい風の吹く陸前高田市でありました。

さて、そんな寒風吹く中、
市内の中学校からも生徒たちが参加し、
「国道45号クロマツ植樹会」が開催されました。

これは古川沼北側を通る45号線沿いの広い歩道に、
クロマツの苗を植えるものであり、
高田松原を守る会の方々も多くお越しになり、
子どもも大人も一緒になっての植樹でありました。

素敵だなと思ったのは、
本日、苗を植えた生徒の名前が、
ちいさなプレートになり松の幹に取り付けられたこと。

ですので、 植えた子にこんなことを言ってしまいました。

君がママになった時にはさ、
自分の子どもに、
「この松の木がママが中学生の時に植えた松なんだよ」と、
自慢してあげなよねと。

ただ植えるのではなく、
未来に繋がるストーリーがあることが、
とっても素敵に思えたのです。

こんな素敵なストーリーを考えてくれた
三陸国道事務所の人たちの心のセンスが
とてもありがたく思えたのであります。
ありがとうございました。

ただ、 とてつもなく寒かった…。

(つぶやき)
松の植樹式の前には、
市内教職員の辞令交付式があり、
ご退職の先生方、
そして、市外に異動する先生方に、
一文字一文字丁寧に読み、
辞令や感謝状をお渡ししたところです。
これまで「たかたの子どもたち」の為に、
誠心誠意指導してくださった教職員でもあり、
やっぱり、心寂しくもなったのであります。
新任地での、
そして、新しい人生でのご活躍を心から祈っています。
お世話になりました。
ありがとうございました。



2019/03/25 22:00 | この記事のURL

3/21(祝・木) 竹駒小卒業式 三陸道「開通式」

こんばんは。

本日は、
三陸道・陸前高田長部IC〜気仙沼小原木ICの
「開通式」に出席してきましたが、
その場に、「高田一中」の吹奏楽部も来てくれており、
式典前の演奏や
テープカットの際のファンファーレをしてくれたのです。

こういう節目に、
たかたの子どもたちが活躍してくれる。
そんなことが
とっても嬉しかったのであります。

高田一中の吹奏楽部の皆さん、
そして、顧問の先生方、
ありがとうございました。

さて、
昨日は竹駒小学校の「卒業式」がありました。

私の中の竹駒小学校のイメージは、
「保護者・地域と一体になった学校」というものであり、
校長先生も話しておりましたが、
参観日への保護者の参加率はいつも100%なのです。

ですので、昨日の卒業式には、
本当に多くの地域の皆さんが出席し、
あたたかな眼差しで子どもたちを見つめておりました。

竹駒小の千田校長先生、
式の前から目が若干潤んでおり、
式辞の際には感極まり…。。

子ども愛に満ちた、
とっても素敵なお話でありました。

そして、
そのお話を、
校長先生の顔をしっかりと見つめながら
真剣に聞き入る
そんな卒業生たちの眼差しも
とても素晴らしいものでありました。

式の終盤には、
多くの低学年の子どもたちが泣き出し、
俯きなから目をこすっているのです。
こんな姿から、
普段の6年生たちとこの子たちの関係が
容易に想像できたのであります。

一事が万事。

竹駒小学校は、
本当に素敵な営みをしている学校なのだと
改めてそう思ったのであります。


(つぶやき)
本日の開通式、
練習をしている高田一中の吹奏楽部に近づき、
写真を撮らせてねとお願いすると、
「美しい顔を作る」とかで
ほんのちょっとのおすまし顔に。
何とも可愛い可愛い中学生たちでありました。



2019/03/21 22:00 | この記事のURL

3/19(火) 気仙小学校卒業式 地域みんなの学校

こんばんは。
こんな時間の帰宅であります。

さて、本日午前中は、
気仙小学校の卒業式であり、
新しい校舎となって初めての卒業生諸君に、
餞の言葉を伝えてきました。

ただ、
今日もまた、
いつものように涙腺がゆるゆる。

卒業証書授与・呼名の際の
子どもの素晴らしい「返事」に感激。

証書を授与する校長先生の
穏やかであたたかな「おめでとう」という言葉にほろり。
そして、
証書を父母に手渡す際の親子の姿にほろり。

「あの日」以来の
この学校の苦難の変遷や、
子どもたちや父母、
そして、地域の皆さんの
苦労や苦悩の営みを知っているだけに、
「よくぞここまで頑張ってきたな…。」と、
心が震える思いでありました。

それにしても、
何ともあたたかなあたたかな
そんな卒業式だったのであります。

今日もまた、
素敵なひと時を
気仙小学校の皆さんからいただきました。
ありがとうございました。


(つぶやき)
今日の卒業式、
「カスミ」の皆さんが来てくれておりました。
「カスミ」とは、
震災後からずっと陸前高田の学校を支援してくださっている
茨城県つくば市に本社のある多くのスーパーマーケットを経営する会社であり、
本日、来てくださったのは、
きっと皆さんのお宅にも届いている
「明日暦」というカレンダーを作ってくれている方々なのです。
年に何度もお会いすることはないのですが、
会う度に、どこかほっとすると言いますか、
旧友に会ったようなそんな気持ちになるのです。
ご縁って、不思議だし、ありがたいものですね。
さっ、明日は、竹駒小学校の卒業式にお邪魔します。



2019/03/19 21:20 | この記事のURL

3/17(日) たかたの子どもたちの活躍

こんにちは。

曇天の陸前高田市であります。

さて、本日の新聞に
「たかたの子どもたち」の活躍記事が数多く載っておりました。

◆ 高田一中野球部の「全国大会出場」のこと。
◆ 広田小学校の子どもたちの被災地支援義援金のこと。
◆ 住田高校に進学した気仙中出身の生徒が
  高校で「けんか七夕太鼓」をスタートさせたこと。
また、数日前の新聞では、
◆ 高田東中学校の生徒が「全国海の子絵画展」で
  最高賞である「文部科学大臣賞」に輝いたこと。
◆ バレーボール県大会で高田東中女子バレー部が「優勝」したこと。

こういった
「たかたの子どもたち」の活躍や善意の活動を見る度に、
とっても嬉しい気持ちになり、
子どもたちの頑張りを大きく讃えたくなります。

併せて、
いつも心に思い浮かべてしまうのが、
先生たちと親たちの心なのであります。

がんばる子どもたちがいて、
熱心に指導する先生たちがいて、
そして、
心通わせた親たちのサポートが
まちがいなくそこにはある。

綺麗ごとばかりではなく、
プロセスには様々な苦労もあるはずですが、
三者が、心通わせてこその成果。

これが、
昔から脈々と続いている
「たかたの魅力」なのかもしれませんね。


2019/03/17 12:00 | この記事のURL

3/16(土) 横田小卒業式 担任の涙

こんばんは。

今日は穏やかな陽射しに包まれた陸前高田市でありました。

そんな日、
市内では横田小学校の卒業式が行われました。

校長先生の子ども愛溢れる優しい式辞、
PTA会長さんの親心たっぷりのご挨拶、
子どもたちの決意に満ちた呼びかけ、
泣きながら送る歌を歌う在校生の姿、
そして、それを見守る
多くの地域の皆さんのあたたかな眼差し。

何とも言えない、
優しくもあたたかい空気が体育館中に流れたのであります。

中でも、一番印象的であったのは、
若い担任の先生の涙。

式の進行中、
どんな場面でも
彼が見つめていたのは卒業生たちの姿。
ずっと視線を外さず、
何度も何度も隠すようにそっと涙をふいておりました。

「担任」って、こういうもの。
「先生」って、こういうもの。

今日は、
横田小学校の一場面である卒業式に出席させていただきましたが、
この学校での日々の営みが見えるようでありました。

横田小学校、
とっても「素敵な学校」ですね。


(つぶやき)
卒業証書を授与された後、
卒業生は親のところに行き、
「ありがとう」と言って証書を父母に手渡すのであります。
とってもあたたかなシーンでありました。

卒業生の父母席に
今は親となった教え子がおりました。
来賓退場の際、
そっと、
「久しぶり。おめでとう。」と言うと、
「ありがとうございます。」と、
互いにニッコリでの人知れずの握手。
こういうのも、
ある意味、教師冥利に尽きるのであります。



2019/03/16 19:00 | この記事のURL

3/14(木) 気仙光陵支援学校卒業式 高校合格発表日

こんにちは。

今朝、目覚めたら銀世界。
本当に驚きでありました。
ですが、今は、
穏やかな陽射しとなっている陸前高田市であります。

さて、本日、午前中は、
県立気仙光陵支援学校の卒業式があり、
そちらに出席してまいりました。

それぞれ障がいに違いはあれ、
小学部より中学部、
中学部より高等部と、
子どもたちの成長が感じられる
そんな素敵な卒業式でありました。

また、
子どもたちを見つめる先生方の眼差し、
どう表現したらいいのでしょう、
透明感といいますか深さといいましょうか、
そんな輝きが、
とても印象的であったのです。

式後の保護者からの「謝辞」の中に、
こんな言葉がありました。

「先生方は、
 ありのままのわが子を受け止めてくださいました。
 だから、
 子どもたちを安心してお任せすることができたのです。
 先生方には感謝で一杯です。」と。

とても心に残る言葉でありました。

高等部を卒業する子どもたちは、
これから社会に出ていくこととなりますが、
幸多きことを、心から願います。


(つぶやき)
この時間、もう高校の合格発表が終わっています。
まだ手元には結果の報告がきておりませんが、
それぞれの子が夢を叶えてくれていたら嬉しいです。
親のドキドキ感、伝わってきます。



2019/03/14 15:10 | この記事のURL

3/13(水) 中学校の卒業式

こんにちは。

昼頃に、少しだけにわか雨が振りましたが、
青空の広がる陸前高田市であります。

さて、本日は、
市内二つの中学校で「卒業式」が開催され
義務教育最後の儀式が、
素敵に執り行われたようであります。

私は、高田第一中学校の式に参列し、
「告辞」をさせてもらう中で、
卒業生たちへの祝意を伝えてまいりましたが、
真っ直ぐに向けた生徒たちの瞳が、
とても印象的でありました。

この卒業式の後半、
卒業生と在校生による
「別離の詩」というものがあり、
呼びかけや歌が交換される場面なのです。

在校生からの言葉と合唱、
その後は、卒業生たちから、
後輩たちへの想い、
友達への「ありがとう」、
家族への「ごめんなさい」や
「先生、ありがとう」、
そして、
「震災で未来が見えなくなった」過去の体験などが、
一人ひとり自分の言葉で涙ながらに語られるのです。
そして、最後の「合唱」。

私、
流れるものを止めることができませんでした。
いえ、私ばかりではなく、
会場にいる誰もがそうでありました。

なんて素敵な卒業式なのだろう…。

心が通い合う時間とは、
こういうことなのでしょうね。

帰りの車の中でも、
そんな大きな余韻に包まれながら、
会場を後にしたのであります。


(つぶやき)
保護者席には、昔の教え子だったり、
市役所の同僚の方々が多く座っておりました。
自分も、昔「親」だったものですから、
「親の心」を勝手に想像してしまいます。
これまでの8年間、きっと大変だったに違いない…。
式の最中の涙がそれを物語っております。
保護者の皆さん、本当におめでとうございます。
子どもも頑張りましたけど、
親や家族も、必死に頑張り続けてきましたものね。

卒業生退場後、
来賓退場ということで廊下を歩いていると、
そこには多くの卒業生たちがおりました。
その時、突然、目を真っ赤にした双子の姉妹が、
「キンセンセー!」と泣きながら目の前に。
私、思わず、「よかったな、よかったな。」と、
二人まとめてギュ~っと抱きしめてしまいました。



2019/03/13 15:10 | この記事のURL

3/12(火) 明日は中学校の「卒業式」

こんばんは。

今日は、
昨日の嵐とはうって変わって
穏やかな陽射しに包まれた陸前高田市であります。

さて、明日は、
市内二つの中学校での「卒業式」であります。

そんな素晴らしき門出に、
あの子たちに、
どんな言葉を贈ろうか…。

目下、思案中であります。

明日も、
穏やかで素敵な一日となりますように。

それは、
卒業する生徒たちばかりではなく、
これまでわが子を支え育ててきた保護者の皆さん、
そして、
卒業生を送り出す
担任の先生方にとってもです。

心と心が絡み合う、
素敵な彩りの一日となりますように。


2019/03/12 19:10 | この記事のURL
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