『教育長室の窓』
陸前高田市教育委員会ブログ

9/17(月) 「雑感」 生徒の力

こんにちは。

深夜の雨とは打って変わって
秋晴れの陸前高田となっています。

さて、
昨日までの新人大会、
昨夜はきっと、
それぞれの部で
父母会主催の「慰労会」が開かれ、
子どもも大人も一緒になって、
美味しいものでも食べたのでしょうね。
大変、お疲れ様でした。

自分も中学校に勤務した経験がありますので、
このような大会の後に、
いつも思うことがあるのです。

それは、
「結果」と「プロセス」、
そして、
「部活で育てる力」ということ。

大会とは勝負ごとですので、
勝負という文字どおり、
勝ちと負けという「結果」は必ず出るものです。

とかく、
「負け」という結果が出た時、
落胆のあまり
これまでの「プロセス」すら
無に思えてくるということが
往々にしてあるものです。
これは、子も親も含めてなのですけどね。

けれど、
どうか、
子どもたちがこれまで頑張ってきたという
プロセスでの事実だけは、
子どもたちの心に刻んであげて下さいね。

そんな「プロセス」という視点を
心の中に色濃く持っていれば、
この秋、
そして、この冬、
どんなプロセスを踏んでいけばいいのか、
きっと子どもたち自身が
自ら考えていくはずです。

「部活動で育つ」
中学時代の子どもたちにとって、
この育ちは、
とても大きいものがあります。

そんな「育てる力」の中に、
目標セット←どんなブロセスを踏めばいい?
こんなことを、
生徒同士で考え、実行していく、
そんな力も入れ込みたいものですね。
つまり、
「大人が決めたものをこなす」から、
「自分たちで考え実行していく」への移行です。

これこそ、
部活動の醍醐味ではありませんか。

今回の大会のように、
頑張っている高田の子どもたちだからこそ、
より高みの
こんな力を育てていきたいものだと、
そんな風に思うのです。
こういうのが、
「本物の力」ですものね。

今回、残念ながら敗れてしまった部、
今回、試合に出られなかった生徒たち、
きっと、悔しくも寂しい思いをした子が
数多くいるようにも思います。

そんな子たちも含めて、
君たちの「春」を
最高のものにするべく、
自分たちが考えた「秋」、
そして、
「冬」にしてほしいと思っています。

「秋・冬を制するものは春を制す」ですよ。

新人大会に
全力で向き合った生徒諸君、
そして、全力応援の保護者の皆さん、
本当に、お疲れさまでした。

応援する姿を含めて、
素晴らしい姿を見せてもらいました。
ありがとうございました。

(つぶやき)
復興は子どもたちのためだと、
いつも言っている戸羽市長でありますので、
早速、昨日、新人戦の結果を伝えました。
本人の許可をとっていないので、
コメントは載せませんが、
とっても喜んでいましたよ。



2018/09/17 11:00 |