1/23(水) アメリカの教育1 メタ認知?
おはようございます。
昨日は、全国から教育長が集まる会議が東京で開催され、
本日は、東京で迎える朝であります。
さて、本日のブログは先生方に対しての内容となります。
それは、アメリカの授業視察から感じたこと。
現地の授業を参観しながら
どの学校種、どの学校の、どの学年の教室にも貼ってある
そんな掲示物に目が留まったのです。
勿論、学年によって若干文言は変わっていますが、考え方は同様。
その掲示物のことを簡単に言えば、
上から下に、
凄く素晴らしい→なかなかいいね→普通→ちょっと問題あるよ→もう手に負えないから親に連絡するよ。
というようなことが色分けした紙に書かれ貼ってあり、
それぞれの状況のところに、
子どもの名前が書かれたクリップが留められているのです。
このことを現地の教育長(ジェフと言いとても情熱的な方)に伺ったところ、
このクリップ位置は、
子どもの自己評価+担任の先生とのディスカッションで決めていくとか。
何に対しての評価なのかとか、
更新する期間等は聞けずじまいではありましたが、
一昔前に聞きかじった「メタ認知」という言葉を思い出したのであります。
先生方に対して「メタ認知」についての説明は
釈迦に説法となりますので多くは書きませんが、
もう一人の自分が自分自身を客観的に見つめるという認知心理学の考え方で、
「モニタリング」(自分の客観視)と「コントロール」(モニタリング結果から目標・行動を決めていく)から成る。
まっ、もっと簡単に言えば、
「自分自身で自分を客観視してみて、
その結果を受けて自分の今後の行動や目標を考え、変えてみる」
ということにでもなりましょうか。
こういう「メタ認知能力」を高めると、
変化の激しい時代に適応できる
そんな人材になるとも言われているのです。
これって、
今般の学習指導要領で示されたことと、同様のことですよね?
この力、言い換えれば、人としての資質とも言えると思いますが、
カリフォルニア州の学校では、
キンダーと言われる幼児学級から高校2年生まで(現地の義務教育期間)
一貫して育成しようとしている。
こんなところに、驚きを感じたのであります。
日本の学校を振り返ってみた時、
幼稚園児や小学校1年生の幼い子どもたちに、
日々、自分の行動を振り返り自己分析させる営みををさせているかと言えば、
なかなかそうはなっていない現状であり、
先生の一斉指導で、
集団としての規律やまとまりを作っていく傾向が強いように思っています。
そういう意味から、
米国での「個を育てる」という観点とその継続性に、大きな刺激を受けたところであります。
教育とは人を育てる営み也。
そこには深い理念がある。
こんなシンブルなことを、
改めて感じたアメリカ学校視察でありました。
(つぶやき)
・共にアメリカ視察に行った市内の先生方は、校内で視察報告をするはずです。
百聞は一見にしかず。
それぞれの先生方が感じた「カルフォルニアの教育」を大いに語ってほしいと思っています。
昨日は、全国から教育長が集まる会議が東京で開催され、
本日は、東京で迎える朝であります。
さて、本日のブログは先生方に対しての内容となります。
それは、アメリカの授業視察から感じたこと。
現地の授業を参観しながら
どの学校種、どの学校の、どの学年の教室にも貼ってある
そんな掲示物に目が留まったのです。
勿論、学年によって若干文言は変わっていますが、考え方は同様。
その掲示物のことを簡単に言えば、
上から下に、
凄く素晴らしい→なかなかいいね→普通→ちょっと問題あるよ→もう手に負えないから親に連絡するよ。
というようなことが色分けした紙に書かれ貼ってあり、
それぞれの状況のところに、
子どもの名前が書かれたクリップが留められているのです。
このことを現地の教育長(ジェフと言いとても情熱的な方)に伺ったところ、
このクリップ位置は、
子どもの自己評価+担任の先生とのディスカッションで決めていくとか。
何に対しての評価なのかとか、
更新する期間等は聞けずじまいではありましたが、
一昔前に聞きかじった「メタ認知」という言葉を思い出したのであります。
先生方に対して「メタ認知」についての説明は
釈迦に説法となりますので多くは書きませんが、
もう一人の自分が自分自身を客観的に見つめるという認知心理学の考え方で、
「モニタリング」(自分の客観視)と「コントロール」(モニタリング結果から目標・行動を決めていく)から成る。
まっ、もっと簡単に言えば、
「自分自身で自分を客観視してみて、
その結果を受けて自分の今後の行動や目標を考え、変えてみる」
ということにでもなりましょうか。
こういう「メタ認知能力」を高めると、
変化の激しい時代に適応できる
そんな人材になるとも言われているのです。
これって、
今般の学習指導要領で示されたことと、同様のことですよね?
この力、言い換えれば、人としての資質とも言えると思いますが、
カリフォルニア州の学校では、
キンダーと言われる幼児学級から高校2年生まで(現地の義務教育期間)
一貫して育成しようとしている。
こんなところに、驚きを感じたのであります。
日本の学校を振り返ってみた時、
幼稚園児や小学校1年生の幼い子どもたちに、
日々、自分の行動を振り返り自己分析させる営みををさせているかと言えば、
なかなかそうはなっていない現状であり、
先生の一斉指導で、
集団としての規律やまとまりを作っていく傾向が強いように思っています。
そういう意味から、
米国での「個を育てる」という観点とその継続性に、大きな刺激を受けたところであります。
教育とは人を育てる営み也。
そこには深い理念がある。
こんなシンブルなことを、
改めて感じたアメリカ学校視察でありました。
(つぶやき)
・共にアメリカ視察に行った市内の先生方は、校内で視察報告をするはずです。
百聞は一見にしかず。
それぞれの先生方が感じた「カルフォルニアの教育」を大いに語ってほしいと思っています。
2019/01/23 08:50 |