『教育長室の窓』
陸前高田市教育委員会ブログ

2/25(月) 「意欲」ということ。言葉遊びをどうぞ。

こんにちは。
曇り空の陸前高田市であります。

この時期、受験生諸君は、
一心不乱にお勉強に取り組んでいるのでしょうね?
心に、「あぁ…、もっとちゃんとやっておけばよかったなぁ…。」という
後悔の念と共にかもしれませんけどね。

何はともあれ、
自分の夢を叶えるための第一歩です。
最後の最後まで諦めることなく、
高校入試というものに立ち向かっていきましょうね。

がんばれ、がんばれ、受験生たち!

勉強でも部活動でも、
基本的に人の行動を支配するものは心の中にあり、
それは「意欲」だと言われています。

この「意欲」に関わって、
わたしたち教員の世界には、
こんな言葉があるのです。


平凡な「教師」は、言って聞かせる。
よい「教師」は、説明する。
優秀な「教師」は、やってみせる。
しかし、
最高の「教師」は、<子ども>の心に火をつける。


心に火がつけば、
子どもは自ら
意欲的に物ごとに向かっていくということ。

けれど、これは、
大人の社会にも当てはまるものかもしれません。

ちょっと言葉遊びをしてみますが、
先程の言葉の中の「教師」という部分に、
いろんな言葉を当てはめてみて下さい。
そして、<子ども>という言葉も、
それに合わせて置き換えてみる。

例えば、「親」と、<わが子>。
例えば、「部の顧問」と、<部員>。
例えば、「校長」と、<教員>。
例えば、「上司」と、<部下>。

何もしないまま、
子どもの心に火がつくはずはなく、
そこには、大人の「スタンス」や「工夫」が
まちがいなく存在します。
それが、たとえ小さな声がけ一つででもです。

子どもの「意欲」ってやつを、
大人の知恵と工夫で、
少しでも引き出してあげたいものですね。


(つぶやき)
本日、突然、教え子が教育委員会を訪ねてきたのです。
10日程前、CDデビューしたことが新聞に載った二十歳の若者。
わざわざここまで訪ねてきてくれたこと、
これまでのいろんな話を聞かせてくれたこと、
これからの夢を語ってくれたこと、
そして、顔を見せてくれたこと、
その全てが嬉しかったのであります。
先生なんてこんなもの。
昔の生徒の顔を見るだけで
心ウキウキしてしまうのであります。



2019/02/25 11:40 |