『教育長室の窓』
陸前高田市教育委員会ブログ

3/4(月) 伝えること、未来を見つめること。

こんにちは。
曇天の陸前高田市であります。

先週の金曜日は、
各高校の卒業式でありましたが、
その夜は、家族で盛大にお祝いをしたのでしょうね。

こういう節目節目を
心一杯にして彩ってあげることも、
とっても大切なことだと思っています。

さて、土曜日の東海新報に
小友小学校と高田一中の記事が載っておりました。
小友小学校は、
震災をどう語り継いでいくかという取り組み。
キーワードは「支援への感謝と教訓」。

高田一中の記事は、
キャリア教育の一環としての
I・Uターンの若者からのお話による
「将来を考えるための故郷の良さ再発見」。

感謝と教訓、
そして、将来と故郷。

それぞれの学校が、
それぞれ工夫を凝らし、
とても大切なことを
素敵な取り組みとして実践している。

目の前の子どもたちをしっかりと見つめ、
この地域をしっかりと感じ、
このような取り組みを実践してくれている。
校長先生をはじめ、
先生方の創意工夫に、
ただただありがたい気持ちで一杯になったのであります。

学校は、
生きていますね。
生き生きしていますね。

ありがとうございます。


(つぶやき)
3.11が近づき、
いつものように様々なメディアやSNSで、
震災関連の話題が出てきています。
震災を語り継ぐこと、忘れないことは、
とても大切なことという認識は強く持っておりますが、
そのことと、当時の生々しい写真や映像を見せることとは、
イコールではないと思っているのです。
できれば、そういうものを子どもたちには見せたくないな…と。
(セカンダリートラウマという考え方もあることから)
小友小学校で取り組んだように、
「支援への感謝と教訓」、
このことこそ、
私たちが心の中に
ずっと留めておかなければならないことだと思っているのです。
皆さん、どう思いますか?

※本日は東海新報さんの記事写真を使用させていただきました。



2019/03/04 09:10 |