『教育長室の窓』
陸前高田市教育委員会ブログ

7/19(金) 新しいもの、古いもの。

こんにちは。

ぐずついた空模様の陸前高田、
生徒の下校時刻に激しい雨との予報もあり、
タイミングをズラした下校であってくれたらな…と、
空を見上げながら案じたりしています。

さて、本日午後は、
各種女性団体代表者連絡会があり、
市長と共にコミュニティホールに出かけてきました。

その開会行事でのこと、
いつものように「市民歌」が流れたのですが、
その伴奏が市民歌制定当時の
俗に言う古いバージョンの伴奏であったのです。

現在、
様々な場面で市民歌を歌う際、
震災後に録音した
新しいバージョンの伴奏が流れることが多いのですが、
そのあたりのことを伺ってみると、

「これは震災前から使っていた伴奏で、
 震災の時も難を逃れた伴奏音源なのです。
 ですから、あえて、大切にしており、
 今でもこれを使っているのです。」とのこと。

その言葉を聞き、
心から「納得」したのであります。

震災復興ということで、
町のいろいろなものが新しくなっていき、
どこか「新しいもの」が価値あるもの
という感覚になっておりましたが、

そうなんですよね、

震災があったからこそ、
この高田の町にずっと続いていたもの、
震災から難を逃れたそんなものこそ、
大切にしていくことが、
この町に生きるということなんだなと、

改めて、
大切にするもの、
大切にしなければならないものの価値に
気付かされたのであります。

この総会に呼んでいただいて、
心から感謝です。

自分にとって、
大きな気づきのある
そんな総会開会行事でありました。

やっぱり、
女性の感覚は深いです。

ありがとうございました。

(つぶやき)
学校では、一学期のまとめの時期、
そして、夏休みに向けた計画づくりの時期でしょうか。
よき「総括」をして下さいね。
そして、よき夏休みとなるよう、
計画倒れにならない計画を作ってみて下さいね。
それは、子どもたちも、先生方もです。



2019/07/19 15:40 |