『教育長室の窓』
陸前高田市教育委員会ブログ

7/10(水) アムウェイハウス上棟式

こんばんは。

今日は、
爽やかな初夏の陽射しに包まれた
陸前高田市でありました。

さて、
昨日のこととなりますが、
アムウェイハウスの上棟式があり、
そこに参列して参りました。

その上棟式、
昔ながらのしきたりに則ったものであり、
なんとも神聖な気持ちになったのであります。

何でもそうでありますが、
今の世の中、
どこか効率めいたものが最優先され
そもそも大切にしてきたものが
どんどん消えてしまっているような気がしてならないのです。

そんな風潮の中だからこそ、
昨日の上棟式が
新鮮、且つ、
厳かに感じたのかもしれません。

それは、教育においても然り。

しっかりと子どもと向き合い、
心を繋ぎ合わせてこそ、
教育という営みが成り立つ。

決して、
手法が一ではないですものね。

そもそもの在りよう、
そして、理念、
そういったものを大切にした営みを、
日々、心がけたいものですね。

忙しさという「魔物」に負けて、
つい忘れてしまいますから。


(つぶやき)
このアムウェイハウスを拠点とした、
若者たちが夢を紡ぐ、
そんな営みがスタートしそうです。
詳細が決まりましたら、
後日、お知らせしますね。



2019/07/10 18:10 | この記事のURL

7/8(月) 気仙公民館安全祈願祭 学校

こんばんは。
こんな時間に失礼します。

さて、本日午前中は、
「気仙公民館安全祈願祭」が行われ、
高台に新しく造成された
新しい今泉の町に出かけてきました。

今泉地区は、
高田地区同様、
町の大半が被災した地区であり、
待ちに待った「公民館(コミセン)」の建設が
これから始まることとなります。

気仙小学校にも地域の方々が利用できるホールがある、
そして、気仙公民館もこれから出来上がっていく。

気仙町の皆さんの地域活動が、
今後、益々、活発になっていくことを願っています。

気仙町の皆さん、
本日は、おめでとうございます。


(つぶやき)
◆安全祈願祭の前に気仙小学校に立ち寄り、
校長先生とお話をして参りました。
何とも爽やかな小学校ですね。
また、祈願祭を終えた後、
校庭を覗いてみれば、
多くの子どもたちが
校庭で元気良く遊ぶ姿がそこにありました。
こんな姿はどこか生きる勇気をくれます。
やっぱり学校っていいものですね。
◆写真に写っている「海抜表示」は、
市内のロータリークラブの皆さんが設置してくださったものです。
防災の意識高揚にも役立つもので、
こんな小さな営みを
とてもありがたく思ってしまいます。
◆本日、小田和正さん直筆のサインが届きました。
ご縁とは摩訶不思議なものですね。


2019/07/08 19:30 | この記事のURL

7/5(金) キャリア教育 中2

こんにちは。
お天気のよい陸前高田市であります。

さて、本日は、
「中学生職業理解学習"Make the Future3"が
コミュニティホールで開催され、
市内の全中学2年生諸君が、
朝からコミュニティホールに集結しております。

この事業、
簡単に言えば、
中央にある大企業の皆さんに来ていただき、
それぞれの会社のこと、仕事のことを
小グループに分かれた中学生たちに
話してもらうというものであり、
俗に言う「キャリア教育」の一環の事業であります。

企業さんから出していただいたブースは、
全部で10ブース。

中学生諸君は、その中から
それぞれ3つのブースを選択し、
興味深げに話を聴いておりました。

今日のこの日の体験が、
僅かでも、
子どもちの今後の人生の
「きっかけ」となってくれたら嬉しく思います。

多くの企業の皆さん、
本日は、ありがとうございました。


(つぶやき)
・中学生諸君の何が素晴らしいかと言えば、
 その集中力と眼差しであります。
 本当に素敵な生徒たちばかりでありました。
・午後からは戸羽市長の講話であり、
 今頃は多くの質問を市長にぶつけている頃かと思われます。
 それがどんなやりとりになっているのか、
 あの子たちだからこそ、何となく想像がつきます。
 きっと良き時間が流れているはずです。



2019/07/05 14:10 | この記事のURL

7/4(木) 長い読み物

こんばんは。

本当に久しぶりの更新であり、
ブログってどうやって書くんだっけ?…と、
書き方すら忘れそうになっております。

更新せずの半月の間、
市内のそれぞれの学校では、
学期末が間近に迫った時期でもあり、
テストや学期のまとめ等、
いろいろなことがあったはずですし、
県大会を決めた部にあっては、
練習に更に熱が入っていたのではないかと想像しています。

また、教育委員会や私にとっても、
ある意味、激動の半月間であったのであります。

そのいくつかを書かせてもらえば、
◆ 市議会
◆ アメリカからの教育訪問団来訪(約1週間)
◆ 広田小学校学校訪問
◆ 各種会議
◆ 更生保護女性の会での講演
◆ 県民体育大会バレー 等

こんなことが折り重なるようにやってきており、
直近では、
ちょっと仕事を休まざるを得ないことも起き、
やっと、本日、更新しているところであります。

仕事を休んでいる数日間、
本を読んだりネットで記事を観たりすることが多かったのですが、
こんな読み物を見つけたので、
本日は、それを紹介しますね。

かなりかなり長い長い文章ですが、
どうか、最後までお読みになってください。
(半月ぶりなので、長さの大サービスです!)


◆「ありがとう、ありがとう」◆
 
一人のお母さんから、とても大切なことを教えられた経験があります。  

そのお宅の最初に生まれた男の子は、高熱を出し、知的障害を起こしてしまいました。

次に生まれた弟が二歳のときです。  
ようやく口がきけるようになったその弟がお兄ちゃんに向かって、こう言いました。

「お兄ちゃんなんてバカじゃないか」

お母さんは、はっとしました。

それだけは言ってほしくなかった言葉だったからです。

そのとき、お母さんは、いったんは弟を叱ろうと考えましたが、
思いなおしました。  

*弟にお兄ちゃんをいたわる気持ちが芽生え育ってくるまで、
長い時間がかかるだろうけど、それまで待ってみよう*

その日から、お母さんは、弟が兄に向かって言った言葉を、
自分が耳にした限り、毎日克明にノートにつけていきました。

そして一年たち、二年たち・・・
しかし、相変わらず弟は、「お兄ちゃんのバカ」としか言いません。  

お母さんはなんべんも諦めかけ、
叱って無理やり弟の態度を改めさせようとしました。

しかし、もう少し、もう少し・・・と、根気よくノートをつけ続けました。

弟が幼稚園に入った年の七夕の日、
偶然、近所の子どもや親戚の人たちが家に集まりました。

人があまりたくさん来たために興奮したのか、
お兄ちゃんがみんなの頭をボカボカとぶちはじめました。

みんなは 「やめなさい」 と言いたかったのですが、
そういう子であることを知っていましたから、言い出しかねていました。  

そのとき、弟が飛び出してきて、お兄ちゃんに向かって言いました。  

「お兄ちゃん、ぶつならぼくだけぶってちょうだい。ぼく、痛いって言わないよ」  

お母さんは長いこと、その言葉を待っていました。

その晩、お母さんはノートに書きました。  

「ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・」  

ほとんど無意識のうちに、ノートの終わりのページまで鉛筆でぎっしり、
「ありがとう」を書き連ねました。

人間が本当に感動したときの言葉は、こういうものです。


やがて弟は小学校に入学しました。
入学式の日、教室で初めて席が決められました。

ところが弟の隣に、小児マヒで左腕が不自由な子が座りました。  

お母さんの心は動揺しました。

家ではお兄ちゃん、学校ではこの友だちでは、
幼い子に精神的負担が大きすぎるのではないかと思ったからです。


その夜、ご主人と朝まで相談しました。
家を引っ越そうか、弟を転校させようかとまで考えたそうです。  

結局、しばらく様子を見てから決めようということになりました。
学校で最初の体育の様子を見てから決めようということになりました。  

学校で最初の体育の時間のことです。

受持ちの先生は、手の不自由な子が体操着に着替えるのを放っておきました。

手伝うのは簡単ですが、
それより、一人でやらせたほうがその子のためになると考えたからです。

その子は生まれて初めて、やっと右手だけで体操着に着替えましたが、
そのとき、体育の時間はすでに三十分も過ぎていました。  

二度目の体育の時間のときも、先生は放っておきました。

すると、この前は三十分もかかったのに、
この日はわずかな休み時間のあいだにちゃんと着替えて、
校庭にみんなと一緒に並んでいたのです。

どうしたのかなと思い、次の体育の時間の前、
先生は柱の陰からそっとその子の様子をうかがいました。  

すると、どうでしょう。

前の時間が終わるや、
あの弟が、まず自分の服を大急ぎで着替えてから、
手の不自由な隣の席の子の着替えを手伝いはじめたのです。  

手が動かない子に体操着の袖を通してやるのはお母さんでもけっこうむずかしいものです。

それを、小学校に入ったばかりの子が一生懸命手伝ってやって、
二人ともちゃんと着替えてから、
そろって校庭に駆け出していったのです。

そのとき、先生は、よほどこの弟をほめてやろうと思いましたが、
ほめたら、「先生からほめられたからやるんだ」というようになり、
かえって自発性をこわす結果になると考え、心を鬼にして黙っていました。  

それからもずっと、
手の不自由な子が体育の時間に遅れたことはありませんでした。


そして、偶然ながら、また七夕の日の出来事です。
授業参観をかねた初めての父母会が開かれました。  

それより前、先生は子どもたちに、短冊に願いごとを書かせ、
教室に持ち込んだ笹に下げさせておきました。

それを、お母さんが集まったところで、先生は一枚一枚、読んでいきました。

「おもちゃがほしい」、

「おこづかいをもっとほしい」、

「じてんしゃをかってほしい」・・・。  

そんな、いかにも子どもらしい願いごとが続きます。

それを先生はずっと読んでいくうちに、こんな言葉に出会いました。

「かみさま、ぼくのとなりの子のうでを、はやくなおしてあげてくださいね」  

言うまでもなく、あの弟が書いたものでした。

先生はその一途な願いごとを読むと、もう我慢ができなくなって、
体育の時間のことを、お母さんたちに話して聞かせました。

小児マヒの子のお母さんは、
我が子が教室でどんなに不自由しているだろうと思うと気がひけて、
教室に入ることもできず、
廊下からそっと中の様子をうかがっていました。  

しかし、先生のその話を聞いた途端、
廊下から教室に飛び込んできて、床に座り込み、
この弟の首にしがみつき、涙を流し、頬ずりしながら叫びました。

「ありがとう、ありがとう、ありがとう、
 ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・・・」  

その声がいつまでも学校中に響きました。
 
       
「本当に感動したときの言葉」
鈴木 健二 著 講談社文庫より

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

お読みになり、
何か心に湧いてきた思いはありますか?

それって、
とっても大事なものかもしれませんよ。


2019/07/04 17:40 | この記事のURL

6/18(火) 地区中総体 振替休日

こんばんは。

ブログを更新できないことの言い訳となりますが、
バタバタの日々がもう少々続きそうです。


先週の土日は地区中総体であった関係で、
月曜と火曜の中学生諸君は、
振替休日のはずでありますが、

そんな中、
野球が雨で延期となった関係で、
高田一中の生徒たちの今日は
野球応援だったようであります。


その結果を言えば、
1-0で大一中を下し
高田一中は第3位。

見事、
県大会の出場権を得たようであります。

本当に、おめでとう!


更には、今回の地区中総体、
高田東中・女子バレー部が優勝・県大会、
高田一中・女子バスケ部が優勝・県大会、
高田東中・卓球が優勝・県大会、
高田一中・テニス男女それぞれ3位で県大会と、
(ちょっと情報が不確か)
たかた勢は、大活躍したようであります。

本当に、おめでとう!
たかたの子の活躍した知らせを聞くと、
こっちまで嬉しくなってしまいます。

ありがとう。


これからは、
7月の県大会に照準を合わせての練習となるはずですが、
まずは、ケガだけには注意しつつ、
どうせやるなら夢は大きく「県制覇!」。

念ずれば花開くですからね。



(つぶやき)
地区中総体の正確な結果は、後日、掲載します。



2019/06/18 19:00 | この記事のURL

6/17(月) 強風 登校気をつけて

おはようございます。


明け方から
強い風が吹いています。


登校、
くれぐれも
気をつけさせて下さいね。







2019/06/17 06:10 | この記事のURL

6/15(土) 中学校地区総体

こんばんは。

今日は、地区中総体第1日目。

中学生諸君は、
管内の各試合会場で
熱戦を繰り広げたようであります。


私は、
バスケットボールの開会式に参加してまいりました。

どのチームの生徒たちも
とても爽やかな瞳をしており、
気仙管内の中学生の素晴らしさを改めて感じたところです。

午後から予定が入っていた関係で、
ゆっくりと観戦できなかったのが残念。。

ですが、
バスケ→野球→卓球→テニスの会場を駆け足で巡り、
たかたの生徒たちの頑張りを
ちょっとだけ感じてきたところです。


今夜から明け方にかけての大雨強風も
かなり心配されるところではありますが、
生徒たちのやる気に「水をさす」ことのないよう
お天気の神様に祈ろうと思っています。


さっ、明日の大会2日目も、
たかたの子たちよ、
全力で頑張って!




2019/06/15 19:00 | この記事のURL

6/12(水) バタバタの日々 地区中総体

こんにちは。

本当に本当に久しぶりの更新です。

何かがあったという訳ではないのですが、
このところ
バタバタとした日々を過ごしておりました。

そんな中、
昨夜は、矢作公民館にお招きをいただき、
たかたの子どもたちのこと、
後半は、私自身のことをお話させていただき、
矢作の皆さんと心ほっとな時間を過ごさせていただきました。

矢作の皆さん、
本当によき方々ばかりでありましたよ。
こちらの方が嬉しくなる程に。


また、昨日の午前中は、
市内の校長会議が開催され、
それぞれの校長先生から
学校での子どもたちの様子を話してもらったのです。

がんばっている子どもたちの様子、
そして、それを導き支える先生方、
こんな話を聞くととても心嬉しくなってしまいます。

多くの子どもたちがいる学校という場所は、
大なり小なり、日々、いろんな問題があるものです。

ですが、
「信頼」という関係性を大切にしながら、
これからもあたたかな学校の営みを続けてほしいと
そんなことを感じた次第です。


さて、今週末は、いよいよ「地区中総体」となります。

聞くところによれば、
野球競技の一回戦で、
高田東中と高田一中が対戦することになったとか。。

どうしてこんな非情な組み合わせになるのか…と、
泣きたくなりましたが、

「決勝まで進めば必ず対戦することになるんだ!」という
訳のわからない理屈を自分の中でつけ、
両校の健闘を祈ることにしました。


野球に限らず、
全ての競技での「高田勢」の活躍を
心から期待しています。

たかたの中学生たちよ、
頑張って!!




2019/06/12 11:40 | この記事のURL

6/3(月) 小学校外国語活動 研修会

こんばんは。

最近、なかなかブログを更新することができません。

昨日も、
午前中は茶道のお茶会、
お昼からは八神純子さんのライブ、
そして、午後からはリアスホールへと、
そんなバタバタの日曜日でありました。


さて、
本日午後は、
市内の小学校の先生方に集まってもらい、
このような研修会を行いました。


子どもたちに
少しでも「楽しく学んで」もらうよう、
先生方も日々努力しているのです。


自分は中学の教員であり、
結構、大雑把な授業ばかりしておりましたが、
小学校の先生方は本当に真面目で一生懸命。

今日は、そんな姿の一端を観させてもらいました。


小学生諸君、
小学校外国語活動、そして、外国語の授業、
楽しみにしていてくださいね。




2019/06/03 19:50 | この記事のURL

5/29(水) チャレンジデー「閉会式」

こんばんは。

チャレンジデーの閉会式が、
19:00から夢アリーナで開かれ
市内から多くの皆さんが集まってくれました。

さてさて、
今回のチャレンジデー2019、
朝、午前中は雨でありましたが、

その勝敗は、如何に?


結果については、
明日9:00、防災無線で市内全域に流すそうですよ。
乞うご期待。




2019/05/29 21:00 | この記事のURL
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