『教育長室の窓』
陸前高田市教育委員会ブログ

2019年3月の記事

3/11(月) 「特別な日」

こんにちは。

先程から、
風と雨が凄くなってきた陸前高田市であります。

さて、今日は、三月十一日。
ここに暮らす私たちにとって、
「特別な日」であり、
もう8年も経ったのか…と複雑な思いにもなります。

本日は、14:30から、
夢アリーナたかたを会場に、
市としての「東日本大震災追悼式」が行われますが、

市内の学校では、
それぞれ学校毎に、
「この日との向き合い方」を決めています。

100人居れば100通りの心の向き合い方がある。

この日は、
何年経とうとも
私たちにとって、

「特別な日」であります。


(つぶやき)
この8年間、子どもたちも、
勿論大変ではあったと思いますが、
お父さん、お母さん、そして、
お家の皆さんの苦悩や苦労をどうしても想像してしまいます。
きっと、親として、
わが子のためにふんばらなきゃ…と思いつつも、
子どもの寝顔から明日への勇気をもらったり、
子どもの笑顔から生きる希望を見つけたりと、
「この子が居たから頑張れた」
ということもあったのではないかと思っています。

どうか、
今夜は、
親子で、
家族にとっての「この日」と、
穏やかに向き合ってくださいね。



2019/03/11 11:20 | この記事のURL

3/11(月) 風雨 登校、気をつけて。

おはようございます。

雨、
そして、
時折、
強い風も吹いています。

今朝の登校、
くれぐれも
気をつけさせて下さいね。


2019/03/11 04:30 | この記事のURL

3/10(日) 穏やかな日常

こんにちは。

風は少しありますが、
よく晴れた陸前高田市であります。

今日の日曜日、
私の自宅前の空き地で
こんな光景を目にしたのです。

何とも言えない
楽しげな笑い声と共に。

きっと、
中学三年生の子どもたち。

こんな姿を見つめながら、
こんな「穏やかな日常」って、
なんて素敵なんだろう…と、
そんなことを思ってしまうのです。

明日が、
私たちにとって「特別な日」だから、
一層、こんな風に思うのかもしれません。

この子たちには、
幸せになってほしいな…と、
そんなことも願ってしまうのであります。



2019/03/10 15:40 | この記事のURL

3/9(土) 「はじめの一歩」 高田一中に校庭が戻る。

こんにちは。

青空の広がる
まるで春のような陽気の陸前高田市であります。

そんな日、
高田一中で校庭が使えるようになったとのことで、
ちょっとだけその様子を見に出かけてきたところです。

私が行ったのはお昼前のこと、
丁度、部活を終えた子どもたちが帰宅する時であり、
校舎の前には、お迎えの車も並んでおりました。

学校の前に広々とした校庭がある。

こんなあたりまえのことが
とても嬉しく感じましたし、
この学校の卒業生たちを含めて、
これまで不便をかけてきた多くの生徒たちに、
申し訳ない気持ちで一杯にもなりました。

こんなあたりまえが戻るまで、8年。
やっぱり、長かったですね。。

部活を終えた生徒たちに聞いてみたところ、
昨日は、全校生徒で「はじめの一歩」をやったそうです。
また、その後は、
「鬼ごっこや手つなぎ鬼をしました!」と、
楽しそうに笑顔で教えてくれたのであります。

全校での「最初の一歩」。
こんなことを考えてくれた先生方も素敵です。
ありがとうございました。

とにかく、よかった、よかった。

高田一中の生徒諸君、
こんなあたりまえの中で、
そんなあたりまえを謳歌し、
これからも益々、
学校生活を楽しんでくださいね!


(つぶやき)
3.11を前に、マスコミではまた震災の話題が出てきています。
震災直後、高田一中で避難者のお世話をしておりましたが、
当時の高田一中は、
ぬかるみ泥だらけの校庭に多くのTV中継車や自衛隊車両が並び、
体育館や校舎内は避難した人たちでごった返しておりました。
今でも、その時の人の表情や光景、空気感や寒さが蘇ってきます。
これまで本当に多くの人たちに支えていただいた8年間、
街は少しずつ変化してきておりますが、
ここに暮らす人たちの心はどうなんだろう…と、
自分の心を見つめながらそんなことも思ってしまいます。
時間が解決してくれないものって、ありますものね。
私たちが願うことは、二度とこんな悲劇を繰り返さないこと、
そして、
全国どの町の人たちにも、こんな思いをしてほしくないということ。
3.11は、「追悼の日」でありますが、
「感謝と誓いの日」でもあるように思っています。



2019/03/09 15:10 | この記事のURL

3/6(水) 高校入試 親ができること。

おはようございます。

今日は、高校入試日。

受験生諸君、
精一杯頑張って!

そして、
是非、夢を叶えてくださいね!


お父さん、お母さん、
そして、お家の皆さん、
きっと、
こっちの方が緊張しているのでしょうね。
この気持ち、
とってもわかります。

今日帰宅したら、
「お疲れさまぁ~!」と
心一杯にして迎えてあげてくださいね。
「どうだった?」という言葉はなしでですよ。

そして、
心を込めて大好物の夕食メニューを
用意してあげててください。

今日、親ができることは、
こんな程度しかありませんからね。

受験生たちの健闘を、
心から祈っています。



2019/03/06 09:20 | この記事のURL

3/5(火) 明日はいよいよ高校入試  気仙小・桜の植樹

こんにちは。
曇天でちょっと肌寒い日中でありましたが、
今は、青空に夕焼けの映える陸前高田市であります。

さて、いよいよ明日は「高校入試」であり、
今頃、子どもたちは試験会場の高校の下見を終え、
帰宅した頃でしょうか。

受験生諸君、
心の準備はいいですか?

保護者の皆さんにとっても特別な日であり、
今夜の夕食メニューは何にしようとか、
明日の朝、忘れ物しないように言わなきゃ…とか、
いろんなことが心の中にあると思いますが、
特別なことは何もいらないのですよ。

どうぞ、普段どおりに夜を過ごし、
普段どおりに明日の朝は送り出してください。

ただ、一つだけアドバイスが。

朝、わが子を大船渡方面に送る予定の皆さん、
インターの降り口が、
信じられない程、渋滞になるのです。

ですので、明朝は、
時間に余裕をもって家を出てくださいね。。

明日の高校入試、
たかたの中学生たちが、
全ての力を出し切れますように!

特別に、
たかたの中学生たちに、
高校入試の際の秘策を伝授しますね
それは、
「空欄を作らず解答用紙を全部うめること」

はい、
頑張ってください!


(つぶやき)
昨日、名古屋錦ロータリークラブの皆さんが、
名古屋からわざわざおいでくださり、
気仙小学校に桜の苗木を植樹してくださったのです。
震災から8年が経とうとしている中、
今でもこうして心を寄せて下さっていること、
本当にありがたく思いました。
気仙小の皆さん、綺麗な花を咲かせましょうね。



参考地図情報:
2019/03/05 16:30 | この記事のURL

3/4(月) 伝えること、未来を見つめること。

こんにちは。
曇天の陸前高田市であります。

先週の金曜日は、
各高校の卒業式でありましたが、
その夜は、家族で盛大にお祝いをしたのでしょうね。

こういう節目節目を
心一杯にして彩ってあげることも、
とっても大切なことだと思っています。

さて、土曜日の東海新報に
小友小学校と高田一中の記事が載っておりました。
小友小学校は、
震災をどう語り継いでいくかという取り組み。
キーワードは「支援への感謝と教訓」。

高田一中の記事は、
キャリア教育の一環としての
I・Uターンの若者からのお話による
「将来を考えるための故郷の良さ再発見」。

感謝と教訓、
そして、将来と故郷。

それぞれの学校が、
それぞれ工夫を凝らし、
とても大切なことを
素敵な取り組みとして実践している。

目の前の子どもたちをしっかりと見つめ、
この地域をしっかりと感じ、
このような取り組みを実践してくれている。
校長先生をはじめ、
先生方の創意工夫に、
ただただありがたい気持ちで一杯になったのであります。

学校は、
生きていますね。
生き生きしていますね。

ありがとうございます。


(つぶやき)
3.11が近づき、
いつものように様々なメディアやSNSで、
震災関連の話題が出てきています。
震災を語り継ぐこと、忘れないことは、
とても大切なことという認識は強く持っておりますが、
そのことと、当時の生々しい写真や映像を見せることとは、
イコールではないと思っているのです。
できれば、そういうものを子どもたちには見せたくないな…と。
(セカンダリートラウマという考え方もあることから)
小友小学校で取り組んだように、
「支援への感謝と教訓」、
このことこそ、
私たちが心の中に
ずっと留めておかなければならないことだと思っているのです。
皆さん、どう思いますか?

※本日は東海新報さんの記事写真を使用させていただきました。



2019/03/04 09:10 | この記事のURL

3/1(金) 高校卒業式 卒業、おめでとう!

こんにちは。

お天気はよいのですが、
吹く風が冷たい、
そんな陸前高田市となっています。

さて、
本日午前中は、
県立高田高校の卒業式であり、
多くの来賓の皆さんと共に、
希望に満ちた多くの若者たちの巣立ちの時を
そっと見つめてまいりました。

歳をとったせいか、
どうしても「親」
または、「祖父」の感覚で
生徒たちを見つめてしまうのです。

わが子が
壇上で卒業証書を手渡され、
自席に戻るまでの一挙手一投足を、
会場後方からずっと見つめているんだろうな…とか、
今日のわが子の姿を見つめながら、
親の胸中、
一体どんな感情が湧き出しているんだろう…とか、
そんなことばかり考えていたら、
こちらまで妙に、
ぐっ…ときてしまったのであります。
涙を拭いているお母さんもおりましたしね。

まずは、
高校卒業、本当におめでとうございます。
君たち一人ひとりの今後の人生に幸多きことを、
心から願っていますね。

そして、
お父さん、お母さん、お家の皆さん、
これまでの「子育て・親業」に、
心一杯の拍手を送ります。

今夜は、
家族みんなで、
盛大にお祝いしましょうね!


(つぶやき)
本日3/1は気仙管内全ての高校で卒業式。
大船渡高校、大船渡東高校、住田高校、
そして、高田高校。
そのどの高校にも陸前高田市内から
通学している生徒たちがいるものですから、
できることなら、
全ての高校の卒業式に出席したいものだなぁ…と、
叶わぬことを願ってしまいます。

卒業式後、玄関を出た時、
暫し校庭を眺めてしまったのであります。
そこには、きちんと整備された校庭が。
震災後の3年間、
この校庭に建つ仮設住宅に住んでいたこともあり、
自分の仮設はこの辺りだったなぁ…とか、
高田高校の生徒たちから校庭を奪ってしまい、
本当にごめんね…と思いながら毎日暮らしていた
当時のことが思い返されたのであります。

時は、少しずつでも間違いなく進んでいく。
そんな進みゆく時であるのなら、
時に流されるのではなく、
ゆっくりでもいいからしっかりと自分で時を刻む、
そんな生き方がいいかも…と呟いた、
弥生三月、佳き日であります。



2019/03/01 14:50 | この記事のURL
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