2024年9月の記事

高田一中3年生の心のこもった美しいハーモニーに大きな拍手


 
 
 9月19日(木)に、陸前高田市民文化会館 奇跡の一本松ホールにて第50回岩手県公立学校退職校長会県研修・親睦会「気仙大会」が開催され、県内全域から200名余りの元校長先生方が参集されました。開会行事に引き続き、株式会社八木澤商店の河野通洋社長を講師に記念講演が行われました。その後、陸前高田市内小中学校の児童生徒発表として、米崎小学校の重倉太鼓と、本校3年生による合唱を披露する貴重な機会をいただきました。

 本校3年生の合唱は、陸前高田市民歌、高田第一中学校校歌、空~ぼくらの第二章~の3曲と、岩手県公立学校退職校長会の制作による「鎮魂の歌」でした。

 この日の発表に向けて、およそ2ヶ月間、生徒たちは時間を惜しんで練習を積み重ねてきました。特にも、「鎮魂の歌」は東日本大震災犠牲者に捧げる歌であり、歌詞に込められている想い、それをどのようにメロディーに乗せて表現したらいいのか、初めてこの曲に出会った子どもたちにとっては、非常に難しいものでした。
 そこで、7月中旬には、この曲を作曲した太田代政男先生に本校にお越しいただいて直接ご指導をいただき、この曲のイメージを膨らませ、その後の練習に取組み始めました。また、松村敦子先生には何度もご足労をいただき、各曲の細かな表現技法等を丁寧にご指導していただきました。
 このように、いろんな方々のご指導やご支援をいただきながら、子どもたちは少しずつ自信と力量を高めてきました。

 そんな前向きな姿勢で直向きに頑張り続ける高田一中生の姿に、私は何度も涙してきましたが、昨日の本番での子どもたちのステージはまさに圧巻でした。それぞれのパートの声が見事にひとつになり、とっても美しく調和された音が会場いっぱいに響き渡っていました。さらには、「これからの陸前高田は僕たちが創っていきます」という頼もしいメッセージを会場の皆様に伝えられたようにも感じました。

 3年生の頑張りと、上手く伴奏してくれた先生方に大きな拍手をおくりたいと思います。



2024/09/20 16:30 | この記事のURL学校行事

第22回気仙地区中学校駅伝競走大会 女子優勝(2連覇) 男子第3位


 本日、高田松原運動公園周回コースを会場に、第22回気仙地区中学校駅伝競走大会が行われました。この大会は、気仙地区中学校体育連盟が主催し、気仙地区二市一町の教育委員会の共催となるものですが、10月に花巻市にて開催される岩手県中学校駅伝競走大会予選会を兼ねています。男女とも上位2チームが県大会出場権が得られることになっています。

 本校からは、男女各チームとオープン参加の選手等合わせて総勢23名の生徒が出場しました。保護者や地域の皆様方からもたくさんの声援をいただき、誠にありがとうございました。

【駅伝競走の結果】
 女子チームは、首位が目まぐるしく入れ替わるレース展開の中、4区で首位に立ってそのまま逃げ切り見事優勝し、この大会二連覇という偉業を達成しました。(県大会出場)

 男子チームは、序盤から終始2~4番手争いを展開し、2位以内の県大会出場権を獲得すべく、混戦の中各ランナーが最後まで粘りの走りを見せてくれました。結果は第3位と大健闘してくれました。
 
 オープン参加選手による一斉スタートのロードレースが、男女それぞれの駅伝終了後に行われました。本校から出場した6名の選手たちの、最初から最後まで果敢にレースに挑む姿が光り、鮮やかな緑色のユニホームを身に纏った本校選手の躍動する走りは、見る人の心を揺さぶり、勇気と希望を与えてくれました。

 選手たちの走りはもちろん、学校の垣根を越えて他校の選手に対しても最後の最後まで大きな声で応援する本校の子どもたちの姿は、温かく、爽やかで、美しく輝いて見えました。校長として、4月から「ぬくもりと輝きのある学校」を目指していこうと訴えてきましたが、子どもたちと教職員の心を尽くした一つ一つの取組実践の成果が着実に実ってきていることを感じました。気仙地区の他校の校長先生方や大会関係者の方々からも、「高田一中生のみんなを応援する様子を見て涙が出るほど感動した。」というお言葉をいただきました。

 二学期には、これから更に高田一中生の挑戦の場が続いていきます。どうか今後とも皆様のご声援をよろしくお願いいたします。

 


2024/09/10 14:20 | この記事のURL学校行事
2件中 1~2件目