つなぐ集会

12月11日(水)5・6校時、全校生徒による「つなぐ集会」が開催され、生徒会本部による本校の「つなぐプロジェクト」の総括と、各学年による今年度の総合的な学習の時間における学びの発表が行われました。今年の「つなぐ集会」は、生徒同士による引き継ぎであることから全て生徒会による進行で開催されました。年末の多忙なスケジュールの中、陸前高田市教育委員会の山田教育長さんにもお越しいただき、参観していただきました。
本校の「つなぐ集会」の目的は次の3つです。
□かけがえのない一人一人の生命を確認し、自他の命を尊重し共に生活していく思いを共有し、今後の生活のあり方を考える機会とすること。
□地域の一員であることを自覚し、中学生としてできることを実践する意欲を高めること。
□一人一人が防災の意識を高め、災害に強い町づくりについて全校で考え取り組むことを決意すること。
どの発表にも工夫があり、それぞれのカラーが出ていて大変興味深かったし、地域の良さを改めて発見できたこと、地域の人への感謝の気持ちを持てたこと、災害からの教訓を自分事として学べたこと、地域との関わりの中で社会貢献意識が高まったことなど、沢山の学びがあったことが伝わりました。そして、高田一中生が本気で「わが町陸前高田」のことを考えていることを感じることができ、とても頼もしく思う時間となりました。
3年生からは、1・2年生につなぎたいこととして、「鎮魂の歌」の合唱が披露されました。7月からおよそ半年間に渡って歌い込んできたことが伝わる見事な響きとなって、会場は深い感動に包まれました。ぜひ、1・2年生には、この3年生の思いを受けとめ、これからの本校の新たな財産としてつないでくれれば嬉しく思います。
そして、集会のフィナーレは、全校合唱「空~僕らの第二章~」でした。震災以降、本校の第二校歌として大切につながれてきた曲ですが、素敵なハーモニーが体育館いっぱいに響き渡り、まさに圧巻でした。
生徒会活動や総合的な学習の時間を中心に取り組んできた「つなぐプロジェクト」は、本校が進める「いわての復興教育」の柱であり、我が校の誇るべき文化です。今回の「つなぐ集会」でのそれぞれの発表は、内容・表現力とも高いレベルであり大変見事だったし、高田一中生の学びや想いがしっかりと繋がれた瞬間でした。今後も、更なる深い学びとなっていくことを期待しています。生徒の皆さんと教職員の皆さんの努力に大きな拍手を贈りたいと思います。そして、ご協力をいただいた全ての方々に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
岩手県スポーツ医・科学サポート事業(健康づくり支援)授業の開催

12月2日(月)3・4校時に、岩手県スポーツ医・科学サポート事業による健康づくり支援授業を行いました。
県スポーツ部スポーツ振興課から、メンタルトレーニング指導士の内城寛子先生(富士大学教授)、専任スーパーバイザーの山本繁先生(岩手大学非常勤講師)、上席・スポーツ医・科学専門員の高橋一男先生、スポーツ医・科学専門員の岡市武先生の4人の専門家にお越しいただき、感情を上手くコントロールするためのメンタルトレーニング(1・2年生)と、受験期に向けてのコンディションづくり(3年生)に係る講話をしていただいたほか、、体育館では動きづくりとリズムトレーニングの実技を50分みっちりと行っていただきました。
「~勝利を手にする心構えの作り方~集中と感情のコントロール」と題したメンタルトレーニングの講座を終えて体育館に移動中の2年生の生徒が、「すごく勉強になりましたっ!!!」ととびっきりの笑顔で感想を話してくれ、その満足感いっぱいの表情がとても印象的でした。
今日の貴重な学びを、自分の生き方に活かせる人になってほしいですね。
1学年PTA親子行事 防災体験学習を開催

11月19日(火)5・6校時、1学年PTA親子行事として、陸前高田市の防災士である武蔵野美和さんを講師にお招きして、「親子で防災について考える防災体験学習」が行われました。
体験1では、「災害時の米飯の炊き方」
体験2では、「新聞紙でつくる災害時グッズ」
それぞれ武蔵野先生のご指導のもと、親子で取り組みました。
体験1「災害時の米飯の炊き方」では、災害時に、水が出ない、ガスが使えない、電気がつかないといった状況下で、普段当たり前に使っている炊飯器が使用できない場合でも、ぼり袋に米を入れ、お風呂の残り湯などを使って、カセットコンロと鍋でご飯を炊くことができることを実際に体験しました。
親子で和気藹々の雰囲気の中ですが、みなさんの真剣な表情で取り組んでいる姿が印象的でした。
出来上がったご飯は家に持ち帰りましたが、夕飯時、そのご飯をつまみながら親子でどんなことを話題にしたのか気になるところです。
ぜひ、今日の学びを、いざ!という時に役立てられる人になってくださいね!
令和6年度 高田第一中学校文化祭

10月26日(土)、本校の文化祭が行われました。生徒会では、この文化祭に向けて「結晶~Power of Smile~」というスローガンを掲げ、約2ヶ月間全校一丸となって取り組んできました。
前日(金曜日)に配布されたある学級通信に、その学級の担任がこう書いていました。
「1回きりの皆の歌声を『きれい』で満足させない。『大切な言葉』が、『みんなの想い』が伝わるように心を一つに届けよう。」と・・・
当日本番では、どの学級・学年もみんなが心をしっかりと寄せ合い、協力し合っている姿が沢山見られました。そして、生徒達は、今できる最高のパフォーマンスととびっきりの笑顔で、会場の方々に、この文化祭に込める自分達の想いをしっかりと伝えきってくれました。まさに、スローガンの通り、一人一人の努力が結晶となり、感動の渦につつまれた文化祭でした。3年生・2年生・1年生と、「高一プライド」ともに本校の文化は、この先もしっかりと繋がれていくことを確信できた素晴らしい一日となりました。
早速、保護者の方々から続々と素敵なメッセージが届いておりますので、一部をご紹介します。
「最初から最後まで全部素晴らしかったです。来年も楽しみにしています。」
「子ども達の歌声に日頃の疲れがぶっ飛びました。娘の作品を見て、真剣に取り組んでいるようだったので嬉しかったです。」
「歌声が素晴らしかったです。席につけない生徒の分を他の生徒がいくつも抱えて運んであげている姿がありました。見ていてとても気持ちよくなりました。」
「感動しました。子ども達と先生方の力を感じました。笑顔の力をたくさんいただきました。3年生の親ですが、最後の文化祭をこのように素晴らしく作り上げていただいたことに感謝いたします。」
「最初から最後まで高田一中生の輝いている姿が素晴らしかったです。」
「とても楽しい時間でした。小学生を連れて行ったのですが、飽きちゃったらどうしよう?と思いましたが、子ども達も楽しんだようです。移動や次の準備をする時に、中学生同士の笑顔が見え、本人達も、忙しいながらも楽しんでいるのが伝わりました。」
「どこの学年も合唱感動しました。3年生がんばりましたね。もちろん1・2年生もです。来年も楽しみです。」