雨雲を吹き飛ばす宿泊学習

 9月23日は土砂災害警報が出て朝から天候が心配される様子でしたが、陸中海岸青少年の家付近は雨がさほど降る様子がなく、5年生が入所後は昼頃に一時的に降ったくらいでほとんど雨が降らず、全活動をしっかりと終えることができました。
 「失敗をカバーし、一人がいないように仲間と協力して楽しもう」というスローガンのもと、5年生は団結して活動ができたようです。最初のプログラム「野外炊事」では事前に学習したことをしっかりと実践し、どの班もおいしいカレーとご飯を作り上げました。雨で湿っていた薪をたきつけるのが大変だったようです。片付けにも協力の姿があり、流しの下の下水の生ごみの処理まで自分たちでやり遂げ、所員の方に感心されていました。キャンプファイヤーは直前の雨でキャンドルサービスに変更しましたが、中央の揺れるキャンドルを見つめながら、友情を深める活動ができていました。それぞれのグループの出し物は漫才、カラオケ・ゲームなど楽しいものばかりで、忘れられないひとときになったと思います。翌日の沢登りは、気温が低い中でも果敢にチャレンジし、ずぶぬれになりながら突き進んだ人もいました。ショートコースにしたので、時間が短縮され余った時間は木のキーホルダーづくりに取り組み、完成したものをお土産にすることができました。
 学校に到着した5年生は一回りたくましくなった様子でした。6年生や下級生からの「おかえりなさい」の歓迎もあり、高学年として今後の活躍が楽しみな5年生たちでした。


2020/10/09 15:40 | 学習活動