2021年3月の記事

感謝!

震災から10年が経ちました。つらい思いをされた方にとっては、あっという間の年月であり、まだまだ癒されるものではないと思います。ここで一区切りできるようなものではないと、一連の報道や現状を見て、改めて感じる今年の3.11でありました。しかしながら10年というのは一般的にはかなりの長い期間ではあります。特にも意識的に何かを継続するということにおいては、そうそう続けられるものではありません。「三日坊主」という慣用句があるくらいですから。今年度も何度も校報でお伝えしておりますがその後も右記のプレゼントを子どもたちへといただきました。その中で「(有)統美」様と「堂園メディカルハウス」様のように10年間ずっと送り続けてくださっている方々がいます。なんとすごいことかと、感動を覚えます。その志の高さには恐れ入るばかりです。「(有)統美」様は東京の会社、「堂園メディカルハウス」様は鹿児島の病院です。「堂園メディカルハウス」の院長堂園晴彦様は震災後に三陸の惨状にいてもたってもいられずに、大船渡病院のご友人の方の紹介で、震災直後に高田病院に応援医師として来院し、本市のために尽くしてくださった方です。本校の北側に臨時に立ち上がった高田病院にいらしていたということになります。堂園先生が、お手紙とともに、アフガニスタンのために尽くした「中村哲医師」の冊子もお送りくださいました。「中村哲医師」は医療行為だけでは、国民の病を治すことはできないと、自ら重機を動かして用水路を掘り、田畑を作らせ飢餓から人々を救った方です。お菓子にこめられた熱いメッセージをくみ取りたいです。


2021/03/22 08:10 | この記事のURL学校の出来事

終わりよければすべてよし!

3月の全校朝会では、震災を知る学習を兼ねて、高田小学校校舎で震災を体験した金野副校長先生からお話をいただきました。旧高田小学校校舎の一階にめりこんだ瓦礫の写真を紹介したりしながら、あの日からたくさんの支援をいただき、一生懸命に復興をしてきた陸前高田市について説明してくださいました。最後に、「陸前高田市の未来を創るのはみなさんです。」と子どもたちが描く未来に期待していることをお話ししてくださいました。子どもたちはまだ幼く震災のころの記憶はほとんどないので、このようにして当時の様子からこの10年間のことを話していくことはとても大切なことと考えます。そして、全国の方々からいまだに支援いただいて応援されていることに感謝しながら、希望ある未来を切り開いていくことが私たちにできることではないかと思います。 それに先立って、校長から「終わりよければすべてよし」ということわざを話しました。今年度のまとめをしっかりし、よい形で今の学年を終わらせ、進級しましょう、というメッセージでした。6年生が12日に、卒業にあたって、米崎小学校に感謝の掃除をしてくれました。普段手の行き届かないところを掃除しようと6年生みんなで話し合って行動に移したのです。さすがは米崎小学校の6年生です。まさに「終わりよければすべてよし」です。


2021/03/22 08:10 | この記事のURL学習活動
2件中 1~2件目