全力で取り組んだ大運動会

 10月17日は朝方にぱらつく雨が気になりましたが、その後は雨も降らず、元気いっぱいの米崎小学校の大運動会が開催されました。感染症拡大防止のため、例年と比べて、種目数・観客数を減らしコンパクトな運動会となりましたが、肌寒さを吹き飛ばすような子どもたちの熱気あふれる姿が見られました。
 開会式に先立ち、準備時間の関係でオープニングに「重倉太鼓」を行いました。真剣な表情で伝統の太鼓の演奏が行われました。これまでご指導くださった佐々木隆志さん、佐藤一男さんが「今年度で一番のよい演奏だった。」と評価してくださるほど、お互いの呼吸を合わせ迫力のある演奏ができていました。
 その後、少しでも走力を上げようと走りこんできた徒競走を全学年行い、チャンスレースは低学年と中学年、団体競技は低学年が玉入れ、中学年は台風の目、高学年のタイヤ取りを行いました。中学年のチャンスレースではオリンピックにちなんで、柔道、聖火リレー、バスケット、新体操のスタイルに変装してゴールを目指す姿に笑顔がこぼれ、低学年の玉入れの合間に行われる「チェッチェッコリ」のダンスのかわいらしさに心を奪われました。最後に赤白選手リレーが行われ、全身全霊を尽くして走り切りバトンを渡す姿に大声援が起こりました。どの競技でも赤白ともに抜きつ抜かれつの見どころある競技が展開されました。
 そして、運動会全体を盛り上げる「応援」では白組団長・赤組団長のリードのもと、声がかれるほど大きな声と工夫された動きで見ている人たちに元気を届けました。どちらも素晴らしい応援で、審査員も困るほどでしたが、応援賞は僅差で赤組になりました。
 今年は団体賞を白組が勝ち取ることが多く、総合優勝は白組でした。
 今年は、ご家庭の皆様や地域の皆様や来賓の方々をたくさんお呼びすることができませんでした。それでも子どもたちにとってはかけがえのない時間を過ごしました。児童会の「正々堂々~団結し、力を出し切ろう~」のスローガンを達成するべく、欠席もなく全員が目標に向かって力を出し切り、協力する姿に心を打たれました。閉会のことばで6年の大和田莉奈さんが「宝物を手に入れました。」と言ったように、小学校最後の6年生にとってもよい思い出ができたのではないでしょうか。また一つ、子どもたちが大きく成長した瞬間でした。


2020/10/27 14:30 | 学習活動