桜ラインの植樹

 11月13日、NPO法人桜ライン311の方々の事業に賛同する形で、総合の学習の一環として今年も6年生が桜の植樹をしてきました。津波の到達点に桜を植樹し、津波防災の意識を継承するねらいです。
 この桜の成長とともに子どもたちも成長します。大人になった6年生がこの地に来て桜の木を見上げるたびに、そのときどきに過去と未来を行き来した思いがめぐらされるはずです。たいへん価値のある学習です。子どもたちはどんな思いをもって木を植えたのでしょう。過去には校庭に記念樹を植える文化がありましたが、現在はさまざまな制約からあまり実行されることはなくなりました。しかし、「桜ライン311」の方々のおかげで、米崎小の子どもたちも記念樹のような植樹ができました。この桜の木は間違いなく子どもたちの記念樹であり、そう遠くない桜の咲く季節に、この6年生たちはここに集うのではないかと思います。この木は思い出を引き出してくれるとともに、防災についても語ってくれます。
 陸前高田市では素晴らしい取り組みがいくつもなされています。この植樹も全国から注目されていることの一つではないでしょうか。


2020/11/25 09:20 | 学習活動