感謝!

震災から10年が経ちました。つらい思いをされた方にとっては、あっという間の年月であり、まだまだ癒されるものではないと思います。ここで一区切りできるようなものではないと、一連の報道や現状を見て、改めて感じる今年の3.11でありました。しかしながら10年というのは一般的にはかなりの長い期間ではあります。特にも意識的に何かを継続するということにおいては、そうそう続けられるものではありません。「三日坊主」という慣用句があるくらいですから。今年度も何度も校報でお伝えしておりますがその後も右記のプレゼントを子どもたちへといただきました。その中で「(有)統美」様と「堂園メディカルハウス」様のように10年間ずっと送り続けてくださっている方々がいます。なんとすごいことかと、感動を覚えます。その志の高さには恐れ入るばかりです。「(有)統美」様は東京の会社、「堂園メディカルハウス」様は鹿児島の病院です。「堂園メディカルハウス」の院長堂園晴彦様は震災後に三陸の惨状にいてもたってもいられずに、大船渡病院のご友人の方の紹介で、震災直後に高田病院に応援医師として来院し、本市のために尽くしてくださった方です。本校の北側に臨時に立ち上がった高田病院にいらしていたということになります。堂園先生が、お手紙とともに、アフガニスタンのために尽くした「中村哲医師」の冊子もお送りくださいました。「中村哲医師」は医療行為だけでは、国民の病を治すことはできないと、自ら重機を動かして用水路を掘り、田畑を作らせ飢餓から人々を救った方です。お菓子にこめられた熱いメッセージをくみ取りたいです。


2021/03/22 08:10 | 学校の出来事