第2回「語り継ぐ会」は前PTA会長さん

9月29日(火)今年度第2回の「語り継ぐ会」を行いました。
毎年4回実施していますので、子どもたちの震災についての学びも、県の資料や市の資料などを通じて、だいぶ積まれてきたように思います。
しかし、意外に触れてこなかったのが、竹駒町の震災当時の様子。震災時の竹駒町はいったいどうなってしまったのでしょう。そうした事を語って頂ける講師として、前PTA会長さんに講話をお願いしました。
会長さんは、震災直後の竹駒町の様子を写真に収められており、そうした貴重な資料を提示しながら当時の被害の様子を語って下さいました。今はしっかりと復興し見慣れている景色が、大変な有様だった様子を見て、子どもたちも身に迫る思いでお話を聞かせて頂きました。
野球が大好きな会長さんは、新設されこけら落としを目前にしながら、使用されることなく被災した旧市営野球場の写真も見せて下さり、多くの方の希望が震災で失われたことも教えて下さいました。
最後に会長さんは「津波が来たときは、竹駒町にはおらず、留守の間に家は津波で流されてしまった。それでも家族は皆無事だった。竹駒に帰って家族に会えたときは、本当に安心した。」とおっしゃり、日頃から災害に遭ったときの家族の集合場所を決めておくことがいかに大切かを訴えられました。
皆さんは家族と集合場所の約束をしていらっしゃるでしょうか。もし約束されていなかったら、当ブログをご覧頂いた本日、ご家族と話し合ってみてはいががでしょうか。
前会長さん、大切なことを教えて下さり、誠にありがとうございました。


2020/09/29 18:00 | 学校行事