2019年12月の記事

地元のワカメのご寄贈に感謝。もっと知りたいです。

広田湾漁協から市へ、地元で養殖されたワカメのご寄贈がありました。給食センターではこのワカメを給食として市内の小中学生に提供してくださるそうです。その期間は12~3月。うわー、そんなにたくさんありがとうございます。塩蔵にするとおいしいままで長期間楽しめるんですね。
12月13日(金)この日の給食に、広田のワカメが五目和えになって登場。子どもたちが食べる様子をご覧になりに、広田湾漁協さん、市の水産課さん、給食センターさん、東海新報さんがいらっしゃいました。
加えて、広田湾漁協さんは、ワカメの資料もお持ちになり、クイズを交えてわかりやすくワカメのことを教えてくださいました。
味もおいしいけれど、ワカメの生態やその養殖にも興味津々の竹っ子たち。採ってすぐのワカメを道具なしで手作業で茎と葉に分ける漁協さんの妙技にも目を見張りました。質問にもたくさん答えていただきました。
ワカメの味とともに、ふるさとへのほこりも強く感じた竹っ子たちでした。


2019/12/18 09:50 | この記事のURL支援

第4回語り継ぐ会。講師は市教育相談員吉家秀明先生

12月10日(火)今年度最後の語り継ぐ会は、市教育相談員の吉家秀明先生においでいただきました。
まず、先生はしおさい橋から見た高田松原の写真を見せてくださいました。7万本の松が青々と茂っています。先生はもう一枚写真を見せてくださいました。同じしおさい橋から撮影した写真ですが、松は奇跡の松一本しかありません。写真から、震災の悲しさ、特に引き波の恐ろしさが子供たちの心に強く伝わりました。
続けて先生は、ご自身の被災体験をお話になりました。広田中学校で校長先生をお務めになっていた時のお話です。
津波の高さ予想は3mだったこと、それを伝える防災放送が停電で途切れてしまったこと、防潮堤を津波が、まるでお風呂の水があふれるように越えてきたこと、津波が来たことを高台にある保育園に伝え、中学校の先生たちも中学生たちも園児の手を引いたりおんぶしたりして、更に高台の広田水産高校グランドを目指したこと、グランドへの斜面は険しく園児たちと手をつないで登ったこと、足の悪い方を助けて一緒にゆっくり避難していた中学校の先生の背後に津波は迫り、すねまで津波でぬれるほどぎりぎりの避難であったこと・・・。
まとめとして先生は「水は低い方へ進むけれど、津波のように量が多くて勢いの強い水は、高い方にも上ってくる。だから、高い方へ高い方へと避難しなければならない。あきらめることなく、一本松の奇跡を信じて。」と教えてくださいました。
かつて本校卒業生の進学先であった第一中学校の校長先生もお務めになった吉家先生は、今も本校を気にかけて下さっており、今後、高田第一中学校に進学を控えた本校6年生へ特別授業をして下さる予定です。


2019/12/18 09:10 | この記事のURL支援

怖い-!だから体験しておこう!

12月6日(金)今年3回目の避難訓練を行いました。3回目ともなれば、応用編。予告なし、学級が散り散りになった休み時間に火災発生の想定です。
今年は県の防災アドバイザーの方に避難の仕方のご指導をいただきました。火災発見・初期消火・避難後の第2次通報など、ご指導を生かしての対応、また、仮設住宅がなくなった校庭を避難場所とする試行なども含めての訓練。市消防本部からも消防士さんにおいでいただき確認とご助言をいただきました。
竹っ子たちは、いつもとは違う訓練ですが戸惑う様子もなく、たまたま居合わせた友達と一緒に素早く避難。1年の積み重ねを感じます。一方、私語があったのは残念。今回の反省材料です。
消防本部の方に講評をいただいた後は、煙体験!実際の火災では校舎内に多くの煙が充満します。視界の悪い中、煙を吸わないように姿勢を低くして避難する体験です。どちらが出口か見えないけれど、右手で壁に触れながら沿って進むと出口に行きつけるのだそうです。
甘いバナナの香りがする吸っても害のない煙ですが、異様な雰囲気に、「怖い-!」と声を上げる子、固まる子。実際さながらの緊張感のある体験となりました。
子供たちの安全のために、非常時の対応に改善を重ねながら前に進む竹駒小です。


2019/12/18 08:40 | この記事のURL学校行事

支援をいただいている自分たちも支援できないか

震災からもうすぐ9年。市街地の様子などを見ますと復興が進んではおりますがまだまだ途上。そんな被災地のことを今も忘れず思いやって下さる方が大勢いらっしゃり、今年も本校にたくさんのご支援をいただきました。
今年は、東北の他にも台風19号を初めとする災害がありました。それを知った竹っ子たちは、児童会執行部を中心に「ありがたい支援をいただいている自分たちも、同じように災害に苦しむ皆さんの力になりたい。」と考えました。その土台には本校も加盟しているJRCの考え方がありました。
子どもたちが考えたのは募金活動。ただし、おうちの方からお金を預かっての募金ではありません。自分たちが家族のためにお手伝いをがんばろう。そこでいただいたお駄賃を被災地の方の支援としよう。名付けて「お手伝い大作戦」!
作戦は、竹っ子たちのがんばりとおうちの方のご協力のおかげで大成功!小規模校である本校ですが3万円を超えるたくさんの募金が集まりました。
12月6日(金)本校に社会福祉協議会の方がいらっしゃり、児童会執行部から募金の贈呈を行いました。募金は全国の被災された方たちのために役立てていただけるそうです。


2019/12/18 08:10 | この記事のURL社会貢献
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