2020年3月の記事

感動は例年以上。卒業式。

3月9日(木)令和元年度第110回卒業証書授与式を行いました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、開催が危ぶまれましたが、ご来賓は教育委員会より1名のみ、在校生は参加なしとし、門出の式をなんとか実現しました。
休校のため、練習は休校前の数回のみ。それでも、おうちの方たちや先生方の前で、立派に巣立っていきたい。そんな6年生の思いが、表情からも態度からもうかがえました。
今年の6年生は8名。巣立ちの言葉をしめくくる合唱は、8名から伴奏1名、指揮者1名。6人の合唱です。式やピアノに合わせて歌ったのもごくわずかな回数です。
それなのに、それなのに、なんと澄んだ歌声なのでしょう。なんと1つになった合唱なのでしょう。8人だからこそ、一人一人が力を出さなければならなかった、8人だからこそ家族のように一つになれた。そんな卒業生の6年間の集大成でした。在校生に見せたかったなー。
8人は、5つの小学校から入学する大きな高田第一中学校に進みます。友達も活動も大きく膨らむと思いますが、ときには8人だった小学校生活を思い出し、自分の温かな足元を確かめてほしいと思います。8人そろって小学校の運動会にたくましい姿を見せてくれるのを楽しみにしています。おめでとう!卒業生!!


2020/03/31 15:30 | この記事のURL学校行事

本番に強い?いいえ、積み重ねです。修了式

長い長い臨時休校の中で、4月18日(水)の1日だけを1~5年生の授業日とし、修了式を行うこととしました。この日の6年生の登校はなしとしました。
本来であれば、数日前から意識を高め、事前に所作練習をして臨むのが通例です。しかし、その時間はありません。特に1年生は初めて経験する式が、ぶっつけ本番で行われるのです。
少しは式にふさわしくない態度があっても仕方がないかな?式直前にわずかに行った練習もなかなか飲み込むのは大変そうです。
ところが!
本番では、1年生パーフェクト!代表に合わせてしっかり礼ができました。2年生から5年生までの修了証書授与の間も、立派な姿勢で見つめています。
2~5年生ももちろん立派です。校長先生のお話もしっかりと目で聞いています。
式が終わってサプライズ。
「明日、卒業式なんだけど、みなさんは出られないよね。呼びかけもできないよね。でも、みんな、6年生にお祝いの言葉を届けたいよね。呼びかけのビデオを撮ろう!!」
5年生が呼びかけ短縮版の練習を自宅でしていましたが、全校が声を揃えるところもあり。時間的には練習2回。
「じゃ、ビデオ撮るよ。テイクワン!」
ワンテイクOK!
いろいろ心配をした1日でしたが、竹っ子が積み上げてきた実力を見事に発揮し、1年間の学習の充実ぶりを確認できた修了式となりました。
(写真は、卒業式に上映される在校生の姿です。)


2020/03/31 15:00 | この記事のURL学校行事

貴重な一日の思い出。6年生を送る会

新型コロナウイルスの発生。政府からの休校要請。
卒業を控えた6年生は泣きました。
卒業までの残された日々、6年生を送る会では在校生たちとたくさん触れ合うつもりでした。しっかり練習して、卒業式では有終の美を飾るつもりでした。お父さん・お母さんが準備してくださっている「卒業を祝う会」も楽しみでした。
でも、その思いはかなわないのかもしれません。
政府の休校要請は3月2日からでしたが、陸前高田市の小中学校は、休校前に1日登校日を設けることにしました。竹駒小学校はその貴重な1日を「6年生を送る会」に充てました。
6年生から在校生への思い、在校生から6年生への思い、それは何を差し置いても、必ず届けなければならない思いでした。むしろ、非常時だからこそその思いは膨らんでいました。
在校生の出し物に、ノリノリで応えてくれる6年生。(写真は2年生との椅子取りゲーム)
「6年生から」の出し物では、あんなに立派に見えていた6年生がずっこけエピソードを明かしてくれ、ますます親しみがわきました。
6年生を送りだす、新執行部・5年生の企画運営も見事でした。
非常時だからこそ、竹っ子たちの心の力が表れた六送会となりました。


2020/03/31 14:30 | この記事のURL学校行事
3件中 1~3件目