2020年9月の記事

第2回「語り継ぐ会」は前PTA会長さん

9月29日(火)今年度第2回の「語り継ぐ会」を行いました。
毎年4回実施していますので、子どもたちの震災についての学びも、県の資料や市の資料などを通じて、だいぶ積まれてきたように思います。
しかし、意外に触れてこなかったのが、竹駒町の震災当時の様子。震災時の竹駒町はいったいどうなってしまったのでしょう。そうした事を語って頂ける講師として、前PTA会長さんに講話をお願いしました。
会長さんは、震災直後の竹駒町の様子を写真に収められており、そうした貴重な資料を提示しながら当時の被害の様子を語って下さいました。今はしっかりと復興し見慣れている景色が、大変な有様だった様子を見て、子どもたちも身に迫る思いでお話を聞かせて頂きました。
野球が大好きな会長さんは、新設されこけら落としを目前にしながら、使用されることなく被災した旧市営野球場の写真も見せて下さり、多くの方の希望が震災で失われたことも教えて下さいました。
最後に会長さんは「津波が来たときは、竹駒町にはおらず、留守の間に家は津波で流されてしまった。それでも家族は皆無事だった。竹駒に帰って家族に会えたときは、本当に安心した。」とおっしゃり、日頃から災害に遭ったときの家族の集合場所を決めておくことがいかに大切かを訴えられました。
皆さんは家族と集合場所の約束をしていらっしゃるでしょうか。もし約束されていなかったら、当ブログをご覧頂いた本日、ご家族と話し合ってみてはいががでしょうか。
前会長さん、大切なことを教えて下さり、誠にありがとうございました。


2020/09/29 18:00 | この記事のURL学校行事

音色で心まで美しく

9月25日(金)岩手県青少年劇場小公演「フルートとピアノのデュオコンサート」が、本校体育館を会場に行われました。このコンサートは県の事業で、沿岸部の児童にも一線級の芸術文化に触れる機会を提供する目的で行われているものです。今年度はお隣の矢作小学校の皆さんとも一緒に鑑賞しました。
今回、演奏を聴かせて下さったのは、世界的に活躍なさっているフルート奏者の森岡有裕子さんとピアノ奏者の白石光隆さんのデュオです。
さて、皆さん。フルートというとどんなイメージをおもちですか?私はやさしくゆったりとした演奏を思い浮かべるのですが、今回のコンサートでその印象は大きく変わりました。森岡さんはやさしいゆったりとした曲はもちろん、目にも止まらぬ指の動きで疾走感のある演奏や、あえて音を濁らすほど強く息を吹き込む演奏も聴かせて下さいました。フルートはこんなにも豊かな表現のできる楽器だったのですね。
ほかにも、フルートの構造や成り立ち、フルートの仲間の楽器、日本と西洋のリズムの取り方の違いなども教えて下さいましたし、演奏した曲のスタイルも様々。ぐんと世界が広がったような気がしました。
残念だったのは、毎年この事業にお招きしている地域の皆さんを、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のためお招きできなかったこと。来年は事態が収束し、是非地域を挙げて感動体験を共有したいものです。
森岡さん、白石さん、是非また竹駒町にいらして素晴らしい演奏を聴かせて下さいね。


2020/09/29 17:40 | この記事のURL学校行事

避難・避難所について教えて頂きました。

9月17日(木)今年も、県の防災サポーターさんにご来校を頂き、本校の防災体制にご指導を頂きました。
まずは避難訓練。訓練ではあるものの、真剣に緊張感をもって訓練する児童の姿に、最上級のお褒めの言葉を頂きました。
また、昨年度は、職員担当者へのご指導を頂きましたが、今年度は児童を対象にした防災学習にもご指導を頂きました。
テーマは「避難所での生活のしかた」
自然災害の種類からスタートし、やさしくわかりやすく教えて下さるサポーターさん。
「おかしも(押さない、駆けない、しゃべらない、もどらない)」と覚えていた避難の約束に、
「ち(近づかない)」を加えて下さり、「おかしもち」の約束へと高めて下さいました。
本論である避難所のお話では、様々な避難所での例を引きながら、「避難所では自分の身の周りのことはしっかり自分でしなければならない。その上で、掃除や段ボールでつくる仕切り作りなどみんなのためになることを進んでしなければならない。小学校1年生でもできることはたくさんある。」と教えて下さいました。
今回のご指導を生かし、一層具体的な計画・訓練へと高めていきたいと思います。


2020/09/29 13:20 | この記事のURL学校行事

EM菌ボランティア。いつもありがとうございます。

9月4日(金)プール納め。
それから運動会をはさみ、運動会の振替休日明けから、恒例の米のとぎ汁持参登校が始まりました。
このとぎ汁を、ボランティアさんにお願いし、その中でEM菌を培養。プールに投入して、冬の間のプールの汚れを押さえるのです。
今回も、いつものボランティアの皆さんがお集まり下さいました。お孫さんはすでに小学校を卒業していますが、竹小の子どもたちのためになることとても楽しみにしてくださり、「生きてるうちはいくからねー。」と言って下さる方もいます。
全校児童50名のため、なかなか手の回らない部分もありますが、こうした皆さんに支えられ、竹駒小は楽しく学ぶことができるのです。


2020/09/29 13:00 | この記事のURL支援
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