6年生「私の大切な風景」


続けて6年生の作品です。
春には通い続けた竹駒小の校舎ともお別れする6年生。たくさんの思い出が詰まった校舎の周りで、最も思い出深い風景を写生しました。
そうしたらなんと9人全員が学校までの通学路をかいたのです。
竹駒小は安全な高台に建っておりますが、それがゆえに毎朝急坂を上らなければなりません。
1年生の初めには、小さな体に初めて背負うランドセル。泣きながら上ったこともありました。
そんなとき、一緒に集団登校する上級生がかわりに背負ってくれたこともありました。
この急坂の名は、誰が名付けたものか「思い出坂」。
今、6年生は大きく成長し、下級生の安全に気を配りながら毎日「思い出坂」を上っています。時には1年生のかばんを持ってあげることもあります。そうしてやっとたどりつく昇降口。今日もリーダーとして安全に責任を果たせたことにほっとする景色です。
9人全員が通学路をかいた背景には、震災で一度も校庭で遊べなかったこともあるのかもしれません。(今年の3学期からはいよいよ校庭を使える見込みですが・・・)でも、やっぱり竹駒小のシンボルは「思い出坂」だったのです。
6年間通った重みを表現できた作品となりました。


2018/12/13 16:20 | 校内掲示