【学習発表会8】6年生「貝の火」

大トリはもちろん6年生の発表です。
「宮澤賢治作品を演じたい」と言ったのも、「『貝の火』がいい。」と言ったのも、「最後に歌いたい。」と言ったのも6年生だそうです。
「6年間の集大成として、『貝の火』を演じます。」という話を聞いたとき、正直「うわー、難しいなあ。人間の弱い部分を描き、それをたしなめる深い内容なだけに、それを表現することができるだろうか、6年間懸命に守り育ててくださった家族の皆さんや地域の皆さんを感動させるところまで行きつくことができるだろうか。」と心配しました。
しかし、さすがは6年生。主人公の心の弱さを描きながらも、弱さを共感的にとらえられる表し方をし、演じる6年生にも自分を見つめる機会となる納得の発表をしてくれました。
やはり、受け身ではなく、自分たちが選んだ発表だからここまで高められたのでしょうね。大道具・小道具の多くも手作りで、合唱も自分たちで指摘しあいながら、演出も演出担当の子に学びながら、練習の進め方も意見を出し合いながら、表現を創り上げてきたのだそうです。
閉会の言葉も6年生の出番でした。それぞれの発表に、最高学年らしく温かい感想を述べてくれました。5年生をリードして務めた運営の係活動もさすがでした。
最高学年としての1年も後半に入り、一層のたくましさを感じさせてくれた6年生。卒業までの活躍にも期待が膨らみます。


2019/10/29 18:30 | 学校行事