竹駒 世界の中心

3月1日(月)陸前高田市参与村上清様にご来校いただき、特別に国際理解講話をしていただきました。
村上参与様は、特に市の国際交流において、市長さんや教育長さんのすぐ側から直接アドバイスをなさっている方です。本校校長が姉妹都市クレセントシティに出向き訪問視察をした際にも、視察団の先導をなさるなど、まさに世界と市の架け橋となっておられる方です。
参与さんが設定された講話のテーマは「竹駒 世界の中心」。えっ?こののどかな竹駒町が「世界の中心」ってどういうことなのでしょうか。
まず、参与さんは、子どもたちの大好きな通信ゲームの例をお話になりました。もし通信ゲームで外国の方と対戦する際、その通信はどこを通っていくのでしょうか。実は、シンガポールなどの外国に基地があるのだそうです。つまり、子どもたちの中には、既に、竹駒町にいながら世界に自分を発信している子がいるということです。
次に参与さんは、リアルタイムのクレセントシティと竹駒小をインターネット通信でつないで下さいました。時差のあるクレセントシティは夜。応じて下さったのは市議会議長のクリスさんのご家族です。参与さんがクリスさんと会話を始めました。まるでクリスさんのお宅にを訪問したみたい。「どこでもドア」のようです。
今、クレセントシティでは、広田町の塩を使って、「奇跡の一本松」ラベルのチーズを仕込んでいるところだそうです。国を超えて、名産と名産の合作を生むこともできるんですね。竹駒町も何かできないかなあ。
こうしたコミュニケーションをつないでいるのは国際公用語の英語。参与さんは、まだ国際交流が盛んでなかった頃の陸前高田市で学生時代を過ごされ、志一つで英語を学び、世界への道を切り開いていったパイオニアです。もし、竹っ子にも同じ志をもつ子がいれば、喜んでご教授下さるそうですよ。
参与として、大学の先生として、要職にあられる参与さんですが、お人柄は非常に気さく。今回の講話を機に、参与さんにご指導いただきながら世界への架け橋となる竹っ子が誕生するかもしれませんね。



2021/03/16 11:10 | 学校行事