学習者用デジタル教科書

学校や個々の教師が、それぞれ創意工夫を生かし、子どもたちの学習を充実させたり、教科書の内容への近づきやすさを高めたりするための道具の一つとして「学習者用デジタル教科書」を活用することを目指しています。
学習者用デジタル教科書」は、紙の教科書の代わりに使⽤することが認められました。電子黒板(大型モニター)に提示し主に教員が操作する「指導者用デジタル教科書」と異なり、子どもたち一人一人が1台の端末と1つの学習者用デジタル教科書を持ち、一人一人が操作する形で使用するものです。
先日は第1学年のドリル学習の様子を紹介しました。
今日は第6学年の一斉学習の場面において、自分の考えを見せ合い共有する、自分の考えを発表する様子を紹介します。
手書き入力やキーボードを使って文字や図形などを気軽に書いたり、消したりできるというのは、紙の教科書にはないデジタル教科書の大きなメリットです。書いたり消したりしながらの試行錯誤を行い自分の考えを深めることが可能となり、書き込むことで学習者の考えを明らかにすることができるようになります。また、自分の見たい部分を拡大したり、切り取ってまとめたり、音声を何度も繰り返して聞くなど、自分の興味関心や学習ペースに合わせた学びを行うことも可能となります。学習者である子どもたちが、より主体的に学ぶための支援に役立つことが期待されます。
子どもたちからは、「すぐに見せ合うことができるのがいい」「自分の考えを繰り返し試すことができる」と好評のようです。
デジタルペンがあると、もっと書き込みやすくなるのに・・・」との正直な声も上がっています。




2021/11/02 10:10 | 学校行事