支援
第2回語り継ぐ会は紺野先生

今回の講師は紺野文彰(こんのふみあき)先生。上壺地区にお住まいになり、市の観光ガイドを務めていらっしゃいます。
長年の海外での経験を経て、帰国され、今泉で被災された紺野先生。震災当時の写真や動画を豊富にお持ちになり、見せながら津波の恐ろしさを語って下さいました。津波を動画で見た子どもたちは、「大きくて速い。とても泳いだり、津波より速く走ったりはできない。」と実感。紺野先生の「素早く高いところに避難するしかない。普段からどこの高台に逃げるか決めておかなければならない。」という教えを強く心に刻んだようでした。
ほかにもたくさんのことをご存じの紺野先生。いつかまたお話を聞かせていただきたいですね。
口を鍛えて、むし歯ゼロ

続いて6時間目。市の生涯学習課・保健課のご協力をいただき、家庭教育学級を行いました。
吉田歯科医院の吉田重之先生を講師に、「口の機能を高めることにより、歯だけでなく体全体の健康を保つことができる。」ということを教えていただきました。
吉田先生が口を鍛えるために紹介して下さることとは・・・くちビルディング!「くちびる」と「ボディビルディング」を合わせた名前のスポーツでした。
鼻の下に貼り付けた味付けのりを舌でとる時間を競ったり、制限時間内に重ねた紙コップを倒さないようにストローで吹いて動かせる距離を競ったり。珍プレー好プレー続出に、場内は大歓声。親子で楽しみながら、口の機能を高めることが出来ました。普段から、はっきり話したりよくかんだりして、よく口を動かしていきましょうね。
それからこの日、おいでいただいた保護者の皆様はなんと100%!大事にしていただいて本当に幸せな竹っ子たちです。
登校時もあるかもしれない。避難の備え万全に
語り継ぐ震災のあの日、あの想い

始業式の翌日は全校朝会。8月・9月・10月・12月の全校朝会は、先生方や地域の方に講師を務めていただき、東日本大震災の体験を聞かせていただきながら、自分たちがどう生きるべきか考える「語り継ぐ会」を行っています。
ピアノが得意な校長先生は、まず高田小学校の校歌を弾いて下さり、震災の悲しい出来事から力強く立ち上がろうとした高田小学校の子どもたちの思い出を語ってくださいました。そして「夢」と「思いやり」をもつことのすばらしさを教えてくださいました。
最後に校長先生はまたピアノの前に立ち、「大好きな歌です。」と竹駒小学校の校歌を弾いてくださいました。
ピアノの音が深く胸に響き渡り、竹駒小の子どもたちもまたどう生きていかなければならないの
かはっきりわかったお話でした。