学校行事
4・5年生宿泊学習もあきらめません

その2年に1度の貴重な行事がこれまたピンチになりました。
コロナ禍と猛暑です。
しかし、本校は実施をあきらめませんでした。小規模校であることを利点として生かしました。お父さんお母さんからも心配な点を挙げていただき、陸中海岸青少年の家と綿密にその対応策について確認。子どもたちも予防策の励行をがんばって、かえって自分の命は自分で守る学習をする良い機会となりました。
ちょっぴり雨模様で、湿った空気に火起こしが心配でしたが、全班着火に成功。その火で作ったカレーライスのおいしかったこと。キャンプファイヤーも予定通りできて、大盛り上がり。
2日目の沢登りは、前日の雨で冷たく水量も多くて大苦戦。転んで岩に体を打って、痛い痛いと言いながらも無事全員ゴールまで登り切りました。
子どもたちに、一番の思い出を聞いたところ、第1位沢登り、第2位火起こし。あきらめなかった竹駒小は、子どもたちもまた、簡単にできたことより、難しさを苦労して乗り越えた体験に喜びを感じるのでした。
よくぞ水泳記録会まで

開催は毎年のことですが、今年はできないかと思いました。
(1)コロナ禍・・・本校は小規模校なので、プール内では密にはなりませんが、更衣室が密。場所を変えたり、消毒を徹底したり、工夫して感染予防をしました。
(2)猛暑・・・気温35度、水温30度を越えそうなことが何度も。プールに新しい水を入れたり、プールサイドに水まきをしたり、泳げる温度を保つためにたくさんの人が働きました。
(3)漏水・・・プールの底面に亀裂が入り、そこから水が漏れ、水を入れても入れても安全に泳げる水位に達しない時期がありました。注水量を調節した人、流れ出る水を止めた人、亀裂の修理をした人、たくさんの人が知恵と汗を絞りました。それでもまた亀裂が広がったら・・・いつプール終了になるかとドキドキの毎日でした。
そうした苦労に応え、子どもたちも今年一番の力泳。家族の皆さんも例年にも増して応援に来てくださいました。ソーシャルディスタンスのためプールに近づけなくても、遠くから応援してくださいました。
今年のプール学習ができたこと、記録会ができたこと、決して当たり前のことではありませんでした。当たり前ではない努力とご協力に感謝です。
延期した運動会に向けて

5月も暑い日はあるけれど、残暑の厳しいこの時期の体育館はうだるよう。
それでも、マスクをして、ソーシャルディスタンスをとって、例年とは違う形でも、応援のある運動会を行うこととしました。
学年を越えた団結力、高学年のリーダー性、そして感動。学校の1年になくてはならない学習活動だからです。
守らなければならないことがたくさんあって、大行事が2学期に集まって練習日も少なくて、難しいこともたくさんあるけれど、その中でも精いっぱい頑張って、去年と同じ、いや去年にも勝る感動をまた今年も味わいましょう。
短い夏休みだったけど、立派な作品

それでも、子どもたちはたくさんプールに通い、たくさんの本を読み、立派な作品を仕上げてきました。
8月25日(火)、今日はおうちの方もお招きし作品の発表会です。
1年生は、「おもしろい」「きれいだな」という良さを感じる素直な心を生かして作品づくりをしていました。2年生の作品は、ちょっと難しそうなことや困ったことを乗り越えるような心を生かして仕上げられたものでした。3年生は、1年生と2年生のミックス。感じた良さを何かに活用する挑戦をしていました。4~6年生は、学んできたいくつかの教科の学習を組み合わせ、総合的な発想や追求をした研究や作品でした。
低学年と高学年に分かれての発表会は、それぞれ3年生と6年生が気配りの行き届いた運営をしていました。質問する子は作品の良さをさらに発見するように、感想を言う子はどの発表も良さを認められるように、心配りをして発言していました。
頑張りへの敬意が行きかう温かい発表会でした。
(写真は、1年生の発表せいぞろい。3年生が1年生の作品を見栄えよく掲げています。)